今日もまた寒い1日だった。
そんな冷え込む日に歩く保育園からの帰り道
ひかりときよいちはちょっとした初体験を。
『寒いね〜。早く帰ろう』
そんな事を言い合いながら保育園から帰っていると
家に到着目前でワタシたちの横を石焼き芋のトラックが通過。
『あのトラックいい匂いがしたろ〜。焼き芋を売りよう車とよ』
ワタシがこんな事を言っても全くピンときていない2人。
と、その時
『ターゲット発見！！』と言わんばかりに通り過ぎた少し先で焼き芋トラックは停車。
車を走らせていた時はうっすらだった焼き芋臭を漂わせた煙が停車した途端にモクモクと風に乗ってワタシたちの元へ。
と、その時
『ターゲット発見！！』と言わんばかりに甘い匂いに誘われてひかりときよいちは何ひとつ迷いなく焼き芋トラックの元へ。
そしてワタシを直視してひと言…
『パパ買って！！！』
『子どもたちが食べやすように』と小さめの焼き芋をたくさん新聞紙に包んでくれた。
ひかりもきよいちも初めての焼き芋トラックと新聞紙に包まれた焼き芋に大喜び。
つむぎが待つ家へ戻って早速実食！
さあどうだ！
焼き芋トラックの方と話してみるとやはり色々と価格高騰しているここ数年、焼き芋トラックを廃業する仲間が多くなったとのこと。
そう少し寂しそうに話してくれた後に
『ありがとうございました！』と焼き芋を受け取って喜ぶ子どもたちに
『おじちゃんこそありがとね！』と嬉しそうに答えてくれた。
すごく心が温かくなる時間だった。
この先何年こうやって焼き芋トラックが街を走っているかは分からないけど
こういった温かい文化はなくならないでほしいな。
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