こんな事に誰の共感も得ることは出来ないだろうが、
ワタシは赤ちゃんの頭に出来る「うろこ」の様なカサブタが好きだ。
厳密に言うと、自然と剥がれかけている「うろこ」をペリッと取るのが好き。
もちろん無理に取ることは絶対にしない。
自然に剥がれて、「ココ、脱皮の準備OKっす!!取っても痛くないやつっす!!」とアピールしている「うろこ」だけをペリッと仕上げる。
日焼け後の皮をペリッした時に感じる、「お〜!!」と同じ感覚。
つむぎが生まれた頃初めて見た時は、「おいおいこれ大丈夫?薬は?」などの心配もあったけど、
調べると、脂漏性(しろうせい)皮膚炎というのが原因らしく、赤ちゃんにはよくある事で自然に治る事を知ってからは安心してペリっと。
気がつくとつむぎの「うろこ」はすっかりキレイになくなり、同じ様にすっかりとワタシの記憶からもなくなっていたが、数年越しに最近はひかりの「うろこ」が脱皮のアピールをしてくる。
「な、懐かしい…」
動物の親子が毛づくろいをするように、愛情を込めて、この子が赤ちゃんでいる「今」を噛み締めながら、今日もワタシは取れかけの「うろこ」をペリッと仕上げる。
嗚呼、愛しの頭皮マーメイド。
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