毎年結婚記念日のお祝いは、叔母が営む料亭【うつわ料理 さ乃】で食事をする事に決めている。
(ミシュランガイド2014に掲載された一ツ星の料亭)
今年は結婚記念日の24日が平日で都合が合わなかった為、
週末の今日に予約を入れていたが、まさかの大雨警報。
避難勧告すら出ていたから日をずらして今日は断念する事に。
〈さあどうする?〉
元々が行き当たりばったりの傾向にあるツマとワタシは、急な予定変更にはめっぽう弱い。
頭をフル回転させた結果、
「ミシュラン掲載料亭」から、
「行きつけのパン屋さん」へ目的地は変更。
いつも通りだ。
いつも通りにこのパン屋さんも美味しくて、いつも通りの時間が流れた。
夕飯はワタシの実家で食べる事になり、
またいつも通りの時間が流れた。
「帰ってすぐ寝れるように風呂入って帰ろう。」
ワタシが言い、ムスメたちをお風呂に入れた。
(本当は夫婦でハマってるドラマ「あなたの番です」をゆっくり見たくて。)
初めてではないけど、子どもの頃からずっと入ってきた実家の風呂に、
自分のムスメたちと一緒に入る時間はすごく特別に感じた。
親にとっての「特別」とは、
「いつもと違う時間を過ごす」だったけれど、
ムスメたちくらいの頃の子どもにとっての「特別」は、
「いつも通り楽しく」だったのかもしれない。
そんな、「いつも通り」の、雨の日曜日。
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