日常ドラマ。あなたの番です。
つむぎをお風呂に入れていた時の事。
我が家の浴室には、日本各地の特産物のイラストが書かれている地図が貼ってある。
どこにでもある、100円で売られているような日本地図。
「では、誰がどのイラストのイメージか、指をさしてみようか?」
この何気ないひと言が、
まさかあんな事になるなんて…

「つむこれ!」

なるほど。自分の事は可愛いイラストを指差したな。
「なら次は、ひかりは?」
「ひかりはこれ!」

妹の事も可愛いイラストを指差した。
それに、自分の住んでいる土地のイラストを選ぶあたりもいいセンス。
この感じは、デタラメに指差している訳ではなさそうだ。
少し安心した。
さぁ、次はワタシのイメージが指差される番。
「じゃあ、パパは?」
「パパこれ!」

おいまじか。
「パパこれ?」
一応聞き直しても、
「うん!」
まじか。
どういうイメージだ?
顔色変えて怒った事もなければ、当然、包丁を振り上げた事もないのに。
『どういうイメージだ?』が頭から離れないまま、
最後はツマの番。
「じゃ最後に、ママは?」
「ママこれ!」

「ママこれ?」
一応聞き直した。
「うん!」
クマ…
クマ…鮭を咥えたクマ…
笑をこらえながら、少しホッとしている自分がいた。
〈この子はどういうイメージでワタシたちを見ているのだろう〉
これに関しての深追いはやめた。
「よし、上がろうか。」
お風呂上がりのビールに、ワタシの顔は赤くなっていた。
なまはげのイメージはこれなのかも。
となるとやはり、クマは一体??
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