「つむもママのお布団に入ってもいい?」
今日のつむぎは朝から『ママスイッチ』が入っている。
軽い気持ちで、「パパも一緒に入ろう〜」と近づいたところ、
「いやーーっ!!」
「あっち行ってーーっ!!」
「パパともうバイバイする!!」
「パパともう遊ばない!!」
「今日はママと一緒に保育園行く!!」
ちょっと冷やかすくらいだったのに、びっくりするほどの言葉の刃が飛んできた。
「ごめんごめん」
そう言いながらワタシはその場を離れたが、色々言われた中でひとつ気になった言葉があった。
『パパ可愛くない!!』
これだ。
自分の事は自分がよく分かっている。
確かにワタシは可愛くはない。
むしろ、ジャンルで言うと「可愛い」の逆側に属しているだろう。
更に言うと、可愛いと思われたいと思った事もない。
なのに不思議なもんだ。
迷いのない目で、真っ直ぐに、『可愛くない!!』って言われると、少し心がチクンとするんだな。
つむぎはワタシの心に少し傷跡を残したまま、ツマと保育園に向かった。
「バタン」と閉まる玄関を見届けた後、ワタシは傷ついた心を癒す為にひかりを静かに抱きしめた。
傷口が徐々に塞がっていくのが分かる。
ツマはつむぎを送った後に買い物へ行ってくれているので、心の治療後はワタシが朝食の準備。
「納豆チャーハン」 を作った。
野菜や肉を細かく切って味付けも薄めにしとけば、ひかりも同じものを食べられるようになったから、ご飯の準備が前よりも楽になった。
準備が少し楽になったのはいいけど、今度は食べさせ方に新たな悩みが出てきた。
それは、『同じタイミングで食べ終わっていないと怒る』
そして、『食べ足りてないと怒る』
同じタイミングで食べ終わっていない場合、「まだそこに食べものあるなこっち持ってこいや!」と言いたげに怒りをあらわにする。
ちょうど準備が終わった時にツマが帰って来たから、同じタイミングで「いただきます」
ここでひとつ、ワタシの中でドキドキが。
〈ひかりの口に合わなくて、いつもみたいに「おかわり!」って怒らなかったどうしよう…〉
チラチラとひかりの様子を伺った。
とりあえずパクパクと食べているし大丈夫かな?
あ、もうすぐ食べ終わる。
どうだ?
…、
怒りのおかわりキターーッ!!
いつもは、「毎回毎回怒らんくていいよ」と言うが、自分が作った時は「怒ってくれ!」と思ってしまっていた。
ひと安心。
少し多めに作ったはずが、見事完食。
ひかりも食べ物を粗末にしない子。
同じタイミングで「ごちそうさま」をして、無事に朝食終了。
本当、よく食べる子たちだ。
その後仕事へ向かい、夜家に戻るとまたつむぎが嬉しそうにしている。
「今日はママと一緒にケーキ作ったよ!」
今日は”ママと一緒”が多くて良かったね。
嬉しそうな顔を見れたらこっちまで嬉しくなるよ。
でもね、明日はパパと一緒に行こうか。
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