「土日は仕事休み?」
「まあ基本は」
こういった会話を今まで色んな人と幾度となくしてきたけど、フリーランスで仕事をしていると、基本的には年中無休。
ムスメの保育園が週末休みだから週末仕事をしないようにはしているけど、そうもいかない時もある。
今日がまさにそうだった。
ワタシはデザイン関係の仕事をしていて、納期間近になるといつもはムスメたちが眠った後に一気に仕事を詰め込むのだが、昨夜は最近の冷え込みのせいか、体調が良くなかったムスメたちは寝苦しそうに何度も起きていた。
『風邪は一晩寝れば治る』
という昭和の考えが抜けきれないワタシは、「とりあえず寝れば治るし、今夜は一緒に寝て安心させて、朝早起きして仕事しよう」と切り替えた。
ツマはひかりと一緒の布団で横になっていた為、ワタシはつむぎが寝る布団へ。
咳き込み寝苦しそうなつむぎの頭を撫でながら、「大丈夫。今日はパパも一緒よ」と、小声でカッコつけた。
ワタシの気分的に言うと、
https://youtu.be/cM7IFr-1bF8
これ。
この『大丈夫、気にすんな』の爽やかさ。
ワタシの中ではこの笑顔をつむぎに送っていた。
ツマから「つむぎは寝相悪いけん別で寝た方がいいよ」と言われたが、『大丈夫、気にすんな』モードに入っているワタシは、もう後には引けなかった。
爽やかに微笑み、爽やかに寝かし、爽やかに起きて、爽やかに仕事をする。
朝陽の入り込み次第では、眩しそうな表情をしながらつむぎのほっぺたに軽いキスをし、口パクで「おはよう」と言うトレンディドラマコースも考えたいたのだが、これは甘かった。
誤算。
大誤算。
ツマが言った「寝相悪い」の言葉が大正解。
肩と胸あたりに、小さなローラーが付いてるんじゃないかと思うくらい動く動く。
あっちに行ったりこっちに行ったり、ひっくり返ったり。
その度に起きては抱きかかえて布団に戻すを夜な夜な繰り返していると「今自分は寝てるのか起きてるのか」が、分からないくらい頭が働かないまま朝を迎えてしまった。
完全な寝不足。
思い描いていた爽やかな笑顔などどこにもなく、険しい表情で歯を磨く自分と洗面所の鏡で目が合った。
結局、気を利かせてくれたツマがムスメたちを連れて出かけてくれている間にワタシは仕事を済ませた。
その空いた時間を埋めるように夜は一緒に過ごしたつもりだが、ボールペンでワタシの腕に描かれた落書きが、もの足りなさを訴えていた。
すまん。
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