「すいません、少し遅れてから連れて行きます」
今朝は登園時間の9時に間に合いそうになかった為、保育園に連絡を入れてから急いで準備開始。
つむぎにも早く着替える様に伝えたが、何やら一向に準備する気配が感じられない。
聞こえてくるのは、「ピピッ!ピピッ!」と、何度も何度も計測される体温計の音ばかり。
「電池なくなるから体温計はやめて、早く着替えなさい」
このツマの言葉は届いていないかの様に、無心で体温を測り続けるつむぎ。
チラッと見てみると、36.6度。
「つむ、ここが”37″になったらキツイキツイやけど、36度の時は元気よ。」
ワタシもそう言ったが、つむぎは黙って体温計の音を鳴らし続けた。
「ピピッ!ピピッ!」
もう何度この音を聞いたから分からないくらいになった時、つむぎは達成感に満ち溢れた顔で体温計を片手にこっちに走ってきた。
奇跡の37.0度。
きっと脇に体温計を挟みすぎて摩擦で熱が上がったんだろう。
「さんじゅーななは、きついきついよ。」
なぜかどや顔のつむぎ。
きっと摩擦だろうけど、一時的にも熱が高くなったのは事実。
コロナの影響で、今は無理してでも保育園に連れて行く事が正解ではなくなってしまっているので、ツマと話し再度保育園に連絡する事に。
「すいません、やはり今日はおやすみさせていただいきます」
その電話の直後、つむぎは即座に体温計を置き、急に声が大きくなり口数が増えた。
そして、ひかりに向かって叫んだ。
「何して遊ぶーーーっ!?」
ワタシはパソコンに向かって仕事をしていると、つむぎの一方的な笑い声だけが聞こえてくる。
「ギャハッハ!ギャハッハ!ひかり〜!」
ついさっき、「きついきついよ。」と言っていたあの弱気はどこに行ったのかと思う程の大笑いが気になって様子を見に行ってみると、このざま。
つむぎが笑うのが大好きな姉思いのひかりは、されるがまま、無言で顔を提供していた。
ひかりには悪いが、ワタシも一通り笑わせていただき、その後ガーゼで綺麗に洗い落とした。
知恵を使い出した4歳児。
明日は保育園に行くと言っていたが、果たしてどうだろうか。
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