今日は夕方から義祖母のお通夜があったので、それまでは家でのんびり過ごした。
特に何をしたわけでもない。
ただただのんびりと過ごした。
途中、眠たくなって布団に横になるムスメたちの寝顔を眺めていると、このコロナ騒動で無意識に溜まっていたのだろう心の疲れが、みるみる和らいでいく思いがした。
つむぎは4歳、ちょっと前までのただただ無邪気だった頃に比べて、少しずつ心が成長し頭でいろいろな状況判断をするようになってきた。
『自分でやてみたい!』が多くなってきた。
本当に小さな事からだが、親の手がかからずこの子なりの自立心が芽生えてきた。
そして、ひかりはこの自粛期間で歩く事が上手になってきた。
『ハイハイ』から『歩く』に変わり、1歳児なりに見える景色が変わった。
自分の力で出来る事がまたひとつ増えて、それを楽しむかの様に家の中を歩き回っている。
ムスメたちは互いに、自分たちの広くなった行動範囲や視野を楽しみたいと思っているに違いない。
ムスメたちが素直でいてくれる程、穏やかな寝顔を見せてくれる程、それをさせてやれない今の状況に申し訳なさすら感じてしまう。
つむぎには買い物ひとつでもそう、自分で考えた事をその通りに行動させて、もっとたくさんの事を経験させてあげたい。
ひかりにはたくさんの友だちが遊んでる公園で、一緒になって歩かせて楽しませてあげたい。
させてあげたい事が山ほどある。
素直で穏やかな寝顔を見て、エネルギーはたくさん溜まっている。
この溜まりに溜まったエネルギーは、この騒動が落ち着いた時に全てムスメたちを楽しませる為に使い切る。
必ず楽しませる。
きっともう少しだ。
そう願いたい。
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