正直イチかバチだった。
黙って嘘を突き通すこともできた。
最初はそうする予定だった。
でも何となく嘘をつくのも嫌で騙し続けるのも気が引けた。
だから思い切って今朝正直に話してみたところ…
やはりすんなりと笑顔で首を縦には振ってくれなかった。
何を正直に話したかというと、明日つむぎがお友だちの家にお泊まりに行くことになった。
このお友だちは先日我が家にお泊まりに来た子。
今度はつむぎがお誘いいただいた。
親の感覚で言えば『つむぎの同級生』で『つむぎのお友だち』
でもひかりときよいちにとってはそうではない。
『この時はみんな一緒に遊べたのに何で今度は自分は行けないの?』
この気持ちが強い。
まあそうだろうな…
きよいちはまだお泊まりっていう感覚が分からないから『そうなんだ』くらいの反応だったけど
みるみる涙目になって我慢できずにボロボロと泣き出すひかり。
ワタシはひかりの気持ちもよく分かる反面、でも今後もこういった場面は出てくるだろうから理解してもらいたい気持ちもあったりして。
なのに朝のバタバタとした時間っていうのもあってこの伝え方が上手くいかなくて更に涙させてしまったり…
申し訳なさと情けなさで朝からすごく気分が落ちた。
家を出る頃にはひかりの気持ちも落ち着いて元気に登園したけれどワタシの気持ちは引きずったまま。
ひかりは元気だったしこのままなかったことにしてもよかったけど
5歳児と言え説明不足のワタシに対して腑に落ちないのに我慢を覚えてほしくなかったから大急ぎで仕事を切り上げてひかりだけ早めのお迎え。
本来なら手ぶらで言葉だけでぶつかって分かり合えればそれが理想的なんだけど
そこはワタシのセコさというか自信の無さの現れというか
交渉の場を『ミスタードーナツ』さんに。
ひかりはどこまでワタシの言葉を聞いていてくれたか分からないが
ドーナツと引き換えに朝とは打って変わった笑顔を見せてくれた。
良かった。
ありがとうひかり。
手段はどうあれ笑顔が見れてパパは嬉しかったよ。
つむぎがお泊まりに行く明日はツマが夜勤でいない。
そんなツマがいない夜にひかりときよいちを騙しながら過ごすことに気が乗らなかったから今回こういった感じになったけど正直に話して良かった。
つむぎ
初めてのお友だちのお家にお泊まり楽しんでおいで。
ひかりときよいち
明日はパパとたくさん楽しもうね。
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