おそらく早朝の5時半くらいだろうか
朝陽が昇るよりも早く
まだ空が真っ暗な時間になぜかワクワクしながらつむぎが起床。
『どうしたと?なんでそげん早いと?』
寝起きで半開きの目のままワタシが尋ねると
つむぎは半開きの目のワタシと打って変わってキラキラした目でこう答えた。
『今日は終了式だよ!』
一時期は『1番に登校したい!』と張り切って朝早くから学校へ向かっていたつむぎだったが、しばらくしてからはその熱も冷めたようで朝はのんびり遅刻ギリギリの登校が通常となっていた。
明日からの春休みに心浮かれているんだろう。
あっという間に着替えて
あっという間にご飯を食べて
あっという間に家を出て行った。
『今日はつむぎが1番だったよー!』
こう言って笑顔で帰宅してきたつむぎの手には通知表が。
通知帳の評価だけで言えば『平均より少し下』といった評価。
『◎』がいい評価らしいがその『◎』の姿はどこにもなし。
なんというか…
子どもの頃は通知表に書かれている評価が良い方が親は喜んでくれると思っていたけれど
いざ親の立場になってみると通知表に『◎』の数が何個あるかなんかよりも
毎日笑顔で登下校してくれることの方がよっぽど価値があって嬉しく思う。
つむぎは相変わらず学校では友だちとワイワイ遊んでいるタイプではない。
『つむ、お昼休みは何しようと?』
こう尋ねても
『何もしてないよ。ずっと椅子に座ってるよ』
こう答えるだけ。
それでも『楽しかった!』と言って毎日帰宅してくれるからそれで十分。
ワタシ自身、勉強ができていい学校に行っていい会社に勤めているといった人生ではない。
それなりの努力がともなうけど『こっちの方が楽しそう!』を基準に人生を選択してきた。
その結果今のどんぐり屋がある。
だから
つむぎもひかりもきよいちも
これからも『楽しい!』を基準に生活してほしいな。
周りと足並みを揃えると『楽しくない』と感じる時もあるだろうから
つむぎみたいに学校でお昼休みを1人で過ごしていてもそれが『楽しい』と感じるならパパとしてはそっちの方が嬉しい。
それぞれの新年度にたくさんの『楽しい』がありますように。
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