夕方ひかりときよいちのお迎えに行くと園庭で外遊びをしている子どもたちが。
園庭で遊ぶのはひかりがいる年少・年中・年長さんクラスだけと決まっていて
きよいちがいる小さい子クラスは遊びやすい遊具が置いてあって囲いもある安全な小さい子たち専用の園庭で遊ぶようになっている。
いつものように園庭で遊んでいる園児たちの中からひかりを探していると
何やら園庭に見慣れた小さなさな園児の姿が。
この時期になると進級に向けて小さいクラスの子が数名ずつ慣らしで上の子クラスの子たちとの生活が始まる。
笑顔でワタシのところに駆け寄ってきたその子はきよいちと同じクラスの女の子。
ブカブカの新品の制服を着てお兄ちゃんお姉ちゃんたちと一緒に園庭で遊んでいた。
赤ちゃんクラスの時からきよいちと一緒だったから勝手に親目線で成長を見守ってきたワタシとしてはものすごく感動した。
勝手に親目線。ひかりときよいちが保育園から今年度最後のクラスだよりを持って帰ってきた。 『よろしくお願いします』と書かれていたのがつい最近だった...
と同時に…
『きよいちは！？きよいちはどこ！？』
とワタシはその子に話しかけた。
『きよちゃんは教室だよ』とその子。
そうか…きよいちはまだだったか…。
教室へ行くといつも通りに自分のクラスで遊んでいるきよいちが。
もう少しでひかりと一緒に園庭で遊ぶ姿が見られる楽しみと…
もう少しで通い慣れた教室とさよならする寂しさと…
親ってやつは毎年春になると感情が忙しい。
ひかり
きよいちが上の子クラスの練習が始まったら面倒見てあげてね。
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