今年の家族行事のメインイベントが終わり、朝起きると気分は抜け殻だった。
旅の疲れや終わってしまった寂しさはもちろん、それに加えて家族全員が無事に帰ってこれて、またいつも通りの時間を過ごせる安心感などが入り混ざり、それが一気に押し寄せてきた。
大自然の中の動物や魚がひたすら映されるテレビ番組を、何も考えずにぼーっと見ていたいような、そんな気分。
それくらい今回の旅行は楽しみにしていたし、いろんな事を経験した。
またひとつ、「楽しみ」が「思い出」に変わった。
撮った写真を見返していると、とびきり笑顔で楽しむムスメたちと並んで、体調不良で辛そうなムスメたちもたくさん写っていた。
ここに写ってるムスメたちを笑顔で埋め尽くせなかったのに、勝手に燃え尽きている場合ではないと自分に喝。
来月はつむぎの誕生日が控えている。
早速ツマと作戦会議。
これから先の、たくさんの「楽しみ」を作って、そしてそれを１つずつ「思い出」に変える為の作戦会議。
今はもう抜け殻なんかではない。
ムスメたちの笑顔を見る為に燃えている。
お金を使ってどこかに行く事だけが何も『特別』だとは思っていない。
お金を使わなくても、たくさん会話をしたり、絵本を読んだり、一緒に絵を描いたり、公園で遊んだり『特別』な時間をたくさん過ごすんだ。
「お風呂から上がったら絵本を読もうか？」
10分後の「楽しみ」はすぐにだって作れる。
そして、それを「思い出」に変えれる。
その中で、たまに何ヶ月後の「楽しみ」を作っていく。
燃えている。
ワタシは今、ムスメたちを笑顔にさせる為に、燃えている。
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