昨夜は早い時間から人一倍寝たつむぎは、朝から人一倍元気。
「おかあさんといっしょ」を見ながら大声で歌っては飛び跳ね、お腹をペシペシと叩きながら「写真撮ってー!」と言ってきた。
カメラを取り出し、床に膝をついてシャッターボタンを押す度に、
「ワタシは朝から一体何をさせられているんだろう」
そんな気持ちを隠しきれなかった。
今日は雨。
つむぎは散歩をして登園するのを楽しみにしていたが、仕方なく車で保育園まで向かった。
車で行くとあっという間に着いて、あっという間にバイバイしてしまう為か、いつもより寂しそうに手を振っているようにも見えた。
家に戻ると、早くもひかりが眠たそうにしている。
「お、このタイミングで寝てくれたらいろいろと作業が進められる」
そう思い、ひかりを抱きかかえユラユラと揺らしながら家中をウロウロ。
眠りにつくまでは早かったけど、今日のひかりの「背中スイッチ」はいつも以上に感度良好。
少しでも背中が布団に触れると大泣き。
結局、1時間近く抱き続けて、ようやく背中スイッチの電源が切れた。
「そりゃ予定通りにはいかないな」と思い、昼ごはんの準備までの時間ワタシはパソコンに向かった。
すぐに時間は過ぎ、急いでひかりのご飯の準備。
子どもは味に正直だ。
気に入ってくれるものを作らなければ。
白ご飯はあるから、それに合わせる汁物を作った。
時間がない時は、野菜を使ったお吸い物が早い。
ひかりを保育所に連れて行くまでと、ワタシが仕事へ出るまでの時間はあまりない。
あれこれ考える事はせずに、目の前に飛び込んできた野菜を使う事にした。
今日ワタシの目に飛び込んできた野菜は、人参、ほうれん草、しいたけ。
これでも十分。
全てを細かく切り、人参とほうれん草の茎部分が歯茎でも噛み砕けれる程に柔らかく煮たところに、残りの野菜と白だしを加えもうひと煮立ち。
もうひと煮立ちしている間にひかりの方をチラッと見ると…
しまった。退屈している。
火を少し強くして急ぎ、薄味に気をつけ、野菜が全てやわらく煮立ったら白ゴマを浮かべて完成。
あとはひかりが食べてくれるかどうか。
ひかりは静かに黙々とワタシが作ったご飯を食べた。
食べ終わった後、その表情はまさにベテラン審査員の顔つき。
しばらくの沈黙の後、ひかりはチラリとワタシの方を見た。
ワタシの中に緊張が走った。
それにしても、何なんださっきからこの貫禄の表情は。
0歳児にしては渋すぎるだろ。
ひかりは小難しそうな表情で握っていた手を、ゆっくりと離した。
…
……
良かった。
お気に召していただけたようだ。
随分ベテランな雰囲気を出されたから、思わずドキドキしてしまった。
今日は完食という合格をもらえた。
少しずつ、もっと美味しいものを作ってあげれるように挑戦しよう。
また子育ての新しい楽しみが増えた。
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