片付けては散らかされ、捨てたと思えば取り出されている「いたちごっこ」の大掃除2日目。
「まずは朝ごはん食べるよ」
ツマがそう言うと、すかさずつむぎは、
「うんち!」
そう言ってトイレに駆け込んだ。
「朝ごはんに向けてお腹を空っぽにしてるんだろう」
ツマとワタシはそんな事を話しながらつむぎを待った。
その後は思った通り、調子良さそうに朝食を完食。
さあ、いよいよ大掃除開始。
「今日はどこまで進めれるかな」
と思っていた矢先、突然ばあばが訪問。
「しめた!」
ばあばにムスメたち任せ、ツマとワタシは急いで掃除を始めた。
途中、つむぎも張り切って参加するが、
「そろそろ買い物して帰ろうかな」
ばあばのこのひと言に様子が急変。
「うんち!」
そう言ってまた、トイレに駆け込んだ。
その後すぐに、「ばあばと一緒行く〜」と言って結局一緒に出かけてしまった。
この時は気が付かなかったが、買い物について行って何か好きなものを食べる為に、お腹を空っぽにしたんだろう。
「15時までは家で面倒見れる」
この連絡で少し時間に余裕をもらえた。
ツマにはひかりを見てもらい、ワタシは窓掃除へ。
以前、母(ばあば)が掃除屋を営んでいて、学生の頃は休みに入るとそこにお小遣い稼ぎの為、アルバイトへ行っていた。
そこでひたすら担当していたのが、窓掃除。
だから窓掃除には少し自信がある。
その時は、色んな洗剤や掃除道具が揃っていたけれど、今回はそれらがない家の掃除。
あるのはバケツと雑巾のみ。
そして時間も限られている。
そんな時の掃除方法として一番おすすめは、『雑巾を絞らずに窓を拭く』
一切絞らない。
雑巾をバケツの水につけてそのままゴシゴシ!
水をびちゃびちゃにしながらとにかく拭く。
自分が多少濡れても気にしない。
とにかくびちゃびちゃに拭く。
その後、初めて雑巾を絞って拭きあげる。
仕上げに空雑巾で拭けば、これで完成。
もっと洗剤や道具、時間を使えばキレイにはなるが、小さな子どもと生活してながらの場合、『時短でキレイ』これが必須。
ぜひ。
窓掃除が終わった頃だったろうか、ばあばから連絡があり、「この後焼肉を食べに行く様にしてたけど、つむぎも一緒に連れて行く」と。
「それと、またうんち行ったよ」と。
……
またお腹空っぽにしたな。
苦笑いをし、その後も掃除は続く。
その間にもツマのLineには、美味しそうに肉を食べるつむぎの写真が送られてきた。
ムスメが嬉しそうな姿は親も嬉しい。
だから、そこはいい。
そこは嬉しい。
でも、そのLineの中でツマもワタシも引っかかった一文があった。
「途中でまたうんち行ったよ」
ここだ。
もういいだろ。
さっきから写真で美味しそうな肉食べてるだろ。
胃腸健康過ぎだろ。
……
笑うしかなかった。
そんなつむぎに圧倒されている中、最近着替えをする度に恥ずかしそうに胸元を隠すひかりが、すごく乙女に感じた。
同じ親から産まれてきた子でも、ちゃんとそれぞれ個性ってあるんだな。
よし、明日こそ大掃除の仕上げだ。
年末絶対のんびりするぞ!
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