ワタシは今ものすごくワクワクしている。
来月保育園で行われる発表会で
つむぎが主役を任された。
物語の主人公をつむぎが演じる。
先日持って帰ってきた台本には、主役としてしっかりとつむぎの名前が載ってあった。
『かに役…つむぎちゃん』
この台本を手にして以降、ワタシの中で童話『うらしまたろう』の存在は消えた。
『うらしまたろう』なんていう童話を、ワタシはもう知らない。
全く同じ内容、全く同じキャラクターが登場したとしても
ワタシの中であの童話のタイトルは
『かに』
これからはそう呼ぶ。
何役だったとしてもいい。
ムスメが一生懸命練習をして、それを演じる姿を見られるのは本当に嬉しい。
我が子が演じる役こそが、ワタシにとっては主人公そのものだ。
うらしまたろうを演じる子どもの親にとっては、この童話の主人公は『うらしまたろう』
かめを演じる子どもの親にとっては、この童話の主人公は『かめ』
さかなを演じる子どもの親にとっては、この童話の主人公は『さかな』
主人だらけの発表会。
ステキじゃないか。
発表会は2月13日。
現在、福岡も2回目の緊急事態宣言。
発表会が中止になったとしても仕方がない中、換気や消毒や検温、各家庭1人のみの参観などの対策で開催してくれる。
そしてなんと、保育園での行事をライブ配信で家でも観られる仕組みを進めているというお知らせも！
あらゆる手を使って保育園での子どもたちの様子を見せてくれる取り組みに、本当に頭が下がる思いです。
この保育園側の優しさを無駄にしないように、保護者側もしっかりと協力させていただきます。
さて、『かに』の台本を持って帰ってきてからというもの、家の中や車の中、お散歩中やお風呂の中でも、つむぎとワタシはお芝居の稽古に燃えている。
『うらしまさん、ようこそ！たくさんたべてくださいね』
これがつむぎのセリフ。
主人公にふさわしい、器の大きすぎるこのひと言に全てをかけている。
親子共に、この日の主演女優賞を獲る気まんまんです。
この日はひかりも発表会に出るが、まだ何をするかは知らされていない。
気になっていたところ、配役が書かれたプリントが連絡帳に挟まってあった。
物語なのか、歌なのか、踊りなのか
何をするかは分からないが
ひかりの配役は…
『ライオン』
頭の中が『かに』一色になっていたところ
突如として現れた『ライオン』
何をするかが気になる。
ますますワクワクしてきた。
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