もうすっかり保育園には慣れたムスメたちだが
まだまだ気持ちが不安定な日だってある。
それが特に多いのは休み明けの月曜日。
その月曜日になると
その日は朝から交渉人がやってくる。
休日モードだった気持ちをなかなか切り替えられないのは分かるが、今朝はつむぎがあの手この手で月曜日の心の負担を軽くしようと交渉してきた。
『お休みしたい!』とまでは言わないが
『お昼寝前に迎えにきて!』
この一点張り。
もちろん毎週ではないが、たまにこの交渉人スイッチが入る。
いつもなら帰宅後の楽しみを何か提案すると話はまとまり、登園途中にだんだんと気持ちが切り替わってきて保育園に着く頃にはすっかり笑顔になっているんだけれど、今日は珍しく違った。
ひかりを先に教室まで見送った後も気持ちは切り替わることなく、最終的には大泣き。
以前通っていた保育園ではよく見ていたこの大泣きも、今の保育園に変わってはほとんど見たことがなかったのだが…。
ワタシは大泣きするつむぎを背に、あとはその場にいた先生に任せて保育園を後にした。
『いつもニコニコしている印象だったので珍しいですね』
保育園を出る時に、初めてお話しする保護者の方にそう声をかけてもらった。
〈やっぱりいつもはニコニコしている印象なんだな…〉
珍しく大泣きしたつむぎの顔が頭から離れないまま帰宅し、ツマに保育園での出来事を話した。
はい。
ムスメの涙に弱い、いや、弱すぎるプロフェッショナル親バカなワタシは、ここからの展開があっと言う間。
まずは仕事のスケジュールチェック。
つむぎが交渉してきた『お昼寝前』に間に合わせる方法を模索。
お昼寝前にお迎えに行くには13時に保育園着。
方法が見つかればコーヒー片手にパソコンとにらめっこ開始。
こう言う時の集中力は冴えている。
12時半、保育園に電話。
交渉通り、無事13時過ぎにはお迎えへ。
我ながら甘いと言うかなんと言うか…
という気持ちもありつつ、『これで良かった』と胸を張って言える部分もある。
いつもより3時間早く帰ってきただけ。
この3時間でつむぎはずいぶんと幸せそうな笑顔を見せてくれた。
単純に早く帰れたから笑顔になったということもあるだろうが、大切なのはこの笑顔がこの先の1週間に繋がるということ。
この3時間を寂しい思いで過ごさせた後の1週間なのか、笑顔で過ごした後の1週間なのか。
それに何より、つむぎに対してこんな対応をしてあげられるのも保育園に通っている間のあと1年。
先日到着したランドセルに、この思いが更に強まったのも理由にある。
今はそれまでの愛情貯金の期間。
より笑顔に、より愛されている自覚と自信を。
今は大切なその期間。
帰りに2人でドーナツを食べて帰った。
ここまできたら早く迎えに行ったのはつむぎのためだったのか
はたまたワタシのためだったのかもう分からないくらい
ワタシはドーナツを食べるつむぎをずっとニヤけながら見つめていた。
『これで明日からは笑顔で保育園行ける?』
これはワタシからの交渉。
『うん!』
こんな会話をしながらツマとひかりにも手土産を買って帰宅し、今日の交渉は終了。
つむぎ
パパの親バカっぷりはたいしたもんだろ。
いつかこれを読んだ時にでも
こんなパパを笑っておくれ。
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