「今日も元気に家に帰っておいで！パパも元気に帰ってくるから夜にまた会おう！分かった人？」
「はいっ！」
朝、自転車に乗って保育園に向かう途中にムスメと交わした約束。
「行ってきます」から「ただいま」までが当たり前ではなく、
「また後で会おう」が絶対ではない事を、最近の事故の報道から改めて思わされている。
抱きしめる事ができる、一緒に笑う事ができる、ワガママに振り回されて頭を抱える事ができる。
この全てが幸せな事なのだと。
そう強く思った。
22時。
仕事を終わらせ空腹で家に戻ると、眠たそうな顔をしながらムスメがワタシの帰りを待っていた。
お互いに今日の『大事な約束』を守った。
そしてムスメは空腹のワタシに食事をさせる間も与えず「絵本を読んでほしい」と。
(紙の絵本ではなく、以前記事にしたおそらの絵本というスマホのライトで部屋の壁に上映する絵本)
家の中に漂うカレーの匂いの誘惑についつい心が付いて行きそうになったけど、そこは我慢して冷蔵庫から缶ビールを1本だけ取り出し、絵本を読み聞かせた。
途中、ムスメは夢の中へ。
頑張って起きてたんだろうな。
あの時、「パパはお腹空いてるからもう寝なさい。」
この一言で終わらせてたら寂しかったろうな。
そう思いながら残りのページを読み終え、眠るムスメを抱えて寝室へ。
「絵本を読んでほしい」
そう言われて、これに応えれる幸せ。
当たり前ではない毎日をありがとう。
また明日も楽しもう。
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