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子育て

次女の独り占めタイム。

雨の月曜。新たな週の始まり。

今日は自転車ではなく、車でつむぎを保育園まで送った。

つむぎが登園してから、ワタシが仕事に出るまでの間の時間が、

『ひかりの独り占めタイム』

いつもはツマかワタシのどっちかが、

つむぎかひかりのどっちかの相手をしている為、

ひかりがパパとママを独り占め出来るのは、この時間だけ。

つむぎは長女だから、ひかりが生まれるまでずっと独り占めタイムが続いていて、

ツマとワタシの、どっちとも同じくらいの時間を接してきたからか、

赤ちゃんの頃から、「ママじゃないとイヤ」「パパじゃないとイヤ」という事は全くなかった。

ところが、「これが2人目を育てるバランスの壁か」と思わせる程、

ひかりはママっ子になりがち。

「ママっ子」と言い切ってしまっては寂しくなるから、

ママっ子になりがち。

授乳が必要なひかりはツマが見て、その間につむぎはワタシと遊ぶという組み合わせが続いた結果、

ママっ子になりがちになってしまった。

「ママ〜」とははっきり言うのに、

「パパ」の「パ」の字もまだ口にしてくれない。

だから、ワタシにとってこの『ひかりの独り占めタイム』は本気(マジ)だ。

ツマが家事をしてくれている間、

寝室で横になっているひかりにそっと近いた。

ワタシの手には、ひかりの大好きな絵本「まるてん いろてん」。

これをちらつかせ、振り返らせるのは成功。

相手は0歳児。

まあ、こんなもんだろう。

あとは、もう何回か絵本を読んで、オモチャで遊んで、抱っこして、

仕上げは肩車でハートを射抜く。

作戦は完璧に遂行した。

つむぎだって「パパ!パパ!」とワタシに慕ってくれているを実感している。

今はママっ子になりがちでも、

ひかりもきっと時間の問題だろう。

肩車してたひかりを、そっと布団に下ろした。

ふと、ひかりに目をやると、完全に甘えた表情。

〈ハート、射止めた!〉

しかし、まさかの「お腹すいた」の仕草。

どんなに頑張っても、ワタシが満たしてあげれないのが、

ミルクを受けつけないひかりの空腹。

困った。

もう1度ひかりに目をやると、

ワタシがリードしていたはずの空気が一変していた。

違うんだ。

父親だからなんだ。

結局、今日もダメだった。

ツマに抱かれ、ひかりは得意げにワタシを見ていた。

ワタシは少し甘めの高い声で

「ひかり〜」と言いながら、

手を振るしかなかった。

あと、寝てる間にいたずらを。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち - パパはタノシイ -
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