先日、実家でワタシが生まれてすぐの頃の写真を見つけた。

男女の差で、顔つきの違いはあるが、

どことなくこの頃のムスメたちとよく似ている。

そしてそこには、今のワタシと同じ年の頃の父と母が写っていた。

どの写真を見ても、どの写真を見ても、

ワタシの記憶にはない写真ばかり。

「こんな頃があったんだ」

「こうやって育ててもらってたんだ」

「あ、泣いてる」

「あ、笑ってる」

自分自身の思い出のはずが、

自分に似ている「誰か」の思い出を眺めているような感覚。

そこにあった数年分の思い出たちは、その頃を自力で振り返る事は出来ないものばかり。

「こんな頃があったんだ」という、

『当時』を知らない『過去』からスタートされた思い出。

もう数年後の写真までいくと、ようやくぼんやりと『当時』の事を思い出せるようになった。

だが、その頃はもう「親」と「友達」との遊ぶ割合が半々くらいの頃。

いや、「友達」の方が多かったようにも思える。

「子どもの頃の記憶なんて無くて当然。」と、以前はワタシもそう思っていたが、

写真を眺めながら考え方は変わった。

親になり、今まさにその空白の思い出の時期にあるムスメたちと同じ時間を過ごしている。

「子どもの頃の記憶なんて無くて当然。」なんていう寂しい思い込みは消えた。

ムスメたちがこれから経験し、これから目にする『未来』は、

ムスメたち自身がつくっていくだろう。

では、子育てを通して『今』のワタシに出来る事は何か。

それは、たくさんの『過去』をつくり、その『過去』を『未来』のムスメたちにプレゼントする事。

その時が来た1秒後には全て『過去』になる為、その『未来』とはいつの事かは分からないが、

とにかく記憶には残らなくても『過去』をたくさんつくる事が、『今』のワタシに出来る事。

このブログもそう。

「こんな頃があったんだ」

「こうやって育ててもらってたんだ」

この、振り返った時に心が満たされるたくさんの『過去』を用意しておく事が、

これからのワタシの子育ての方針となるだろう。

そしてムスメが大きくなってからも、

「これは将来の為を思って…」なんて事も言う事はない。

振り返った時に、ムスメの『過去』が満たされるかどうか。

きっとこれを基準にして会話をすると思う。

明日もまた、楽しい『過去』をつくろう。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち 三女 : つきか - パパはタノシイ -