つむぎとひかりが遊んでいる様子を眺めていたら、
時々、すごく羨ましく感じる時がある。
当然会話のキャッチボールはないけれど、
ムスメたちにだけ分かる「何か」で通じ合っている。
そして、それを羨ましく感じてしまうくらい確実に分かっている事は、
その「何か」には、親であるツマもワタシも入り込めない。
悔しくも、それだけは分かっている。
姉妹の特権だ。
日に日に、お互いの存在を求め合っているのが伝わる。
それに応えるように、つむぎはどんどんお姉ちゃんになっていく。
ひかりは、よく飲んだ母乳を吐く事がある。
その度にツマやワタシがタオルで拭いていたのを見ていたのだろう、
2人で遊んでいる時にひかりが吐くと、
「ひかりが吐いた!」と言った後、急いでタオルを取りに行くようになった。
そして、「ひかり、大丈夫よ。」と言いながら、
ゴシゴシと拭いてあげる。
“優しく拭いてあげる”と言いたいところだが、
そこはまだ手加減が分からない3歳児。
容赦なくゴシゴシと。
ギュッと目をつぶって耐えているだけのひかりだが、不思議と嬉しそうにしている。
そしてそんなひかりも、ますますつむぎの事を慕っている。
つむぎが何かのキッカケで、ひかりの頭を叩いた時があった。
ひかりは泣いていなかったが、
叩いた事を注意する為と、ひかりに謝るように言う為に、つむぎの手を引き別室に連れ出した。
別に大きな声を出した訳でもなく、つむぎが泣いてしまうような注意の仕方をした訳でもない。
それなのに、聞こえてきたのはひかりの泣き声だった。
部屋に戻り様子を聞くと、ジッとドアの方を見て泣き出したらしい。
頭を叩かれた事よりも、大好きなつむぎがワタシに連れて行かれた事の方が、
よっぽど辛かったみたいだ。
「悪気はない」という事を一番理解していたのは、ワタシよりもひかりの方だった。
つくづく、羨ましく感じた。
親なんだけどな。
やっぱり入り込めない。
姉妹ってすごいな。
写真にひと言添える必要がない、
ひかりのこの笑顔。
視線の先には、もちろんつむぎが。
余談、
これだけ分かり合ってるつむぎがたまに言う、
「ひかりはパパ好きくないって」
答えあわせのしようがないこのひと言が、
心のど真ん中にいつも引っかかっている。
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