久しぶりにツマが夜勤で不在の昨夜は、また振り出しに戻ったかのようにきよいちが激しかった。
最近は少しずつツマが夜勤で不在の状況に慣れてきているような雰囲気を見せてくれていたが、昨夜は初日を思い出すかのような状況。
ずっと泣き続け、キョロキョロをツマを探す仕草。
保育園から帰宅後、ワタシがトイレに行く時以外は約5時間ずっと抱っこ。
何度か座らせようと試したものの、抱っこされてないと寂しさが勝っているようで大泣き。
約5時間の抱っこの末、ようやく眠ってくれた。
きよいちが眠った頃にはもうつむぎとひかりも眠っていて、昨夜はワタシがずっときよいちを抱っこしていたからムスメたちとろくに遊んであげられなかった。
〈退屈な思いをさせてごめんね〉
眠っているムスメたちの頭を撫でながら、ワタシは翌朝ときよいちの夜泣きに備えて眠った。
きよいちは夜中に数回泣いて起きたものの、寝る前の大泣きで疲れたのか長々と泣くことはなく、オムツを替えたりお茶を飲ませて抱っこしたりするとすんなり眠ってくれた。
朝起きると若干の睡眠不足感はあったけど、今日はそんなことを言っている場合じゃない。
なぜなら
今日は楽しみにしていた
『保育参観』
2日連続である保育参観の初日。
ツマは夜勤の忙しさ次第では間に合うか分からなかったから、ワタシが責任も持って朝子どもたちを保育園へ送り届け、保育参観を見守るのが任務。
『体がひとつじゃ足りない』ってまさに今日のこと。
タイムスケジュールを見ながらバタバタと3人それぞれの教室を移動して参観。
昨夜は退屈な思いをさせてしまったから、今日の子どもたちの様子がすごく気になっていた。
1階にあるひかりの教室を覗き、バタバタと2階にあるつむぎときよいちの教室へと。
限られた時間内でこれをずっと繰り返した。
先生に絵本を読んでもらって嬉しそうに体を揺らしていたきよいち。
家と変わらないくらい大はしゃぎで先生やお友だちと遊んでいたひかり。
途中で合流できたツマにも気がついて、先生の話しそっちのけで笑顔でこっちに手を振るつむぎ。
この様子を見ることができて
〈昨夜は退屈な思いをさせた〉
ワタシの中にあったこの引っ掛かりはなくなり、子どもたちをこんな表情にさせてくれた保育園や先生方に感謝の気持ちが一杯になり、マスク越しに鼻をツーンとさせながら子どもたちを見守った。
ありがたいことに2日続けての保育参観。
『明日もママとパパが観に来る！』
そう言って子どもたちは張り切って眠った。
嬉しいな。
明日はどんな表情が見れるかな。
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