今日は朝から外は土砂降り。
そんな梅雨の空と同じように
ワタシの心は暗く曇り
つむぎは雨のような大粒の涙を流しながらの登園となった。
『行ってきます!』
そう言って家を出るところまでは順調だった。
だが、その後のエレベーター内で問題発生。
つむぎとひかりはゆっくり歩いていたから、ワタシは先にエレベータホールへ行ってエレベーターの到着を待っていた。
すると、思ったよりもすぐにエレベーターが到着。
中にはご老人が1名乗っていた。
『すいません、子どもたちも乗るのでお先にどうぞ』
ムスメたちはまだ遊びながら歩いてきているようだったので、ワタシは先に行ってもらおうと思いそう伝えた。
すると
『いえいえ、開けときますから大丈夫ですよ』
その方はそう言って、エレベーターのドアを手で押さえて待っていてくれた。
『ありがとうございます!』
ワタシは急いでムスメたちを呼び、エレベーターに乗るように伝えた。
ひかりからエレベーターの中へ。
ご老人はひかりが転ばないように、手を繋いで中までエスコートしてくれた。
朝の忙しい時間帯に、ドアを押さえてまでわざわざ待ってくれただけでもありがたいのに、こうして手を引いてくれる優しさに心が温まった。
ありがとうございます。
それなのに…
つむぎはそのご老人が差し出した手を、振り払うようにエレベーターの中へ。
しかも、挨拶もお礼も言わずに黙って。
この瞬間…
ワタシは雷様へ変身したわけです。
ドッカーン!と雷を落としました。
保育園を笑顔で過ごせるように、登園時は笑顔で見送ってあげようと心に決めているけど、こういった場合は例外。
ドッカーン!と。
ワタシは、もし保育園で10人中9人できていることをつむぎだけがまだできなくても、つむぎに対して何も思わない。
それはまだ『できない』だけ。
つむぎのペース成長すればいいし、向き不向きもある。
それに、できるようにワタシが一緒に練習してあげればいい。
だが、『できるのにやらない』は話が変わってくる。
特に今回のような礼儀やマナーに関しては尚更。
最低限の礼儀とマナーを子どもに教えることは親の大事な役目だと思い、挨拶やお礼や返事などの大切さは幼い頃から口酸っぱく言ってきている。
だから日頃は元気いっぱい挨拶できるのに、今日は挨拶もお礼もしなかった。
『できなかった』ではなく、『しなかった』
ワタシはそんなつむぎの態度を、『まだ子どもだから』という都合のいい言葉で誤魔化す気にはなれなかった。
優しさを冷たい態度で返されるとどれだけ寂しい気持ちになるかを、保育園につくギリギリまでしっかりと言い聞かせた。
泣きながら『わかった』と言うつむぎを最後はギュッと抱きしめて見送ったが
雷が去ったあともワタシの心はずっと曇っていた。
どれだけ伝わってくれたかな。
これを繰り返して伝えていくのが親の役目だとは言ったけれど
やっぱり我が子の涙を見るのは辛いな。
明日の心は晴れますように。
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