『まだ夏前なのにこの暑さやったら夏本番はどうなるっちゃろ…』
ここ数年はこんな会話が普通になってきてしまっていたけど
今年は最近まで少し肌寒かったりと比較的『正常』な夏前を過ごせている気がする。
ただやはり少し気温が上がった時のこの梅雨の蒸し暑さはどうしようもない。
それでもまだクーラーをつけるまではないから
この寝苦しい梅雨の夜に対して
ひとまず扇風機を取り出した。
ほこりが被らないように袋を被せて寝かせていたけどそれなりほこりだらけになっていた扇風機。
この扇風機にはツマと子どもたちが寝る寝室で働いてもらう。
子どもたちには自分たちで自分たちのために扇風機の掃除を手伝ってもらった。
去年まではある程度掃除していただけだったけど今年は分解して細部まで。
『良かったね、これで皆んな寝やすくなるね』
そう言いながらひと通り掃除が終わって分解していた扇風機を再度組み立てていると
『パパ、これってお金もらえる？』とひかりがひと言。
自分たちが眠りやすいように！と始めた掃除だったのにまさかのお金の請求。
しっかりしてんだかちゃっかりしてんだか
これには少し関心しつつ組み上がった扇風機を寝室へ。
先に布団に横になっていたつむぎにむけて扇風機の風を送ってみると
『ありがとうパパ。これで安らかに眠れるわ』
と、ひかりのお金発言を更に上回る返答。
そうきたか。
つむぎ的には『これで眠りやすくなった』って表現したかったんだろうけど
安らかに眠るはちょっと違うかな。
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