今日でつむぎも自宅療養最終日。
約束事の隔離解除前72時間の体調の変化もない。
元気いっぱいで明日からは普段通りの生活に戻れる。
濃厚接触者だったひかりときよいちも大事をとってつむぎの解除日まで家の中で過ごさせてきた。
ツマの解除日は19日と言われているが、あらかじめ保健所に確認をとったところひかりもきよいちも体調に変化がなければ外出許可は出ている。
〈子どもたちは明日からはいつも通り〉
そんな思いに心を弾ませていたところ
またも『いい知らせ』と『悪知らせが』届いた。
まずは『いい知らせ』から。
午前中に家のインターホンが鳴り、段ボールで荷物が届いた。
送り元はツマの学生時代からの友人。
そして今では家族ぐるみでの友人。
『荷物届いたよ』
ツマに知らせて段ボールを開けて中身を見てみると…
松屋祭り！！
今でこそワタシが買い物に出られるようになったが、数日前は誰も買い物にも行けない状況。
そんな状況を心配してくれてわざわざ送ってくれたとのこと…。
本当に感謝感激。
本当にありがとう…。涙
コロナは熱が下がってもしばらく倦怠感を引きずる。
だから平熱に戻ったからといってなかなかいつも通りには体が動かない。
すぐに布団に横になりたくなる日が続く。
実際ワタシも隔離解除されるギリギリまでこの倦怠感が抜けずに本調子ではなかった。
発症10日目の隔離解除日にしてやっと体が軽くなったのを実感した。
そうは言っても子どもたちはきちんとお腹が空くわけで。
大人は『1食くらいいいや』って思えても、子どもたちはお腹が空くわけです。
いざキッチンに立っても『やっぱり少し横になりたい』と思ったところで、子どもたちはきっちりお腹が空くわけです。
そんな時にこの即席のおかずにどれだけ救われるか！
少しでも体を休められる時間ができるだけで体調はかなり変わる。
早速今日のお昼に食べさせてもらいました。
本当に助かりました！
ありがとう！！
そんな優しさに心温まった昼食から少し経った頃
次は『悪い知らせ』が。
本来、今年の保育園で行われる子どもたちの発表会は今月の19日に無観客でネット配信で行われる予定だった。
それが、無観客でネット配信のみなら記録に残せないからDVDに残そうという話になった。
保護者会を中心に出した提案だったから、この案が通った時はすごく嬉しかった。
そして更に撮影業者のご厚意で、DVDに残すのであれば配信はやめて撮影にこだわろうと話が進んだ。
配信だけだとカメラを固定したままその映像を流すだけだから、配信をやめて撮影日を新たに設けてDVD用にこだわった撮影をしてくださるとか。
これも嬉しいご提案。
撮影日は2日に分けて。
ひかりときよいちが所属するクラスは18日の金曜日に。
つむぎが所属するクラスは24日の木曜日に。
明日の16日から登園を再開するつもりでいたから、この撮影日に関しては何の問題も感じていなかった。
ところが…
ここで保育園から電話が…
『お母さんの隔離解除日まで登園自粛をお願いします』
えっ…
ちょっと待ってください…
ツマの解除日は19日。
ひかりときよいちの発表会撮影日は18日。
うそでしょ…。。
保健所からの外出許可が出ているとはいっても
全員が解除日を迎えないとどのタイミングで発症するか分からないし登園自粛をお願いされても仕方がないことだけど
心をドーンと殴られた感じ。
きよいちはまだ何も分かっていないからまだいいとしても、問題はひかり。
ひかりは去年も毎日練習を頑張ってきたのにRSウイルスに感染して本番を欠席した。
去年もネット配信があり、自分がいないのにクラスの友だちだけが発表会をしている様子を画面越しに眺める寂しそうなひかりの姿は今でも忘れられない。
『来年こそは！』
そう思って1年間過ごしてきた。
それなのに…
今年はずっと元気なのに…
元気だから休んでいる間も家で発表会の練習をしてきたのに…
今年こそ発表会に出してあげられると思ったのに…
状況的に仕方がないことなのは分かっているけど
親としてはずっと元気なひかりを見ていると言葉が見つからない思いで胸がいっぱい。
ひかりにどうやって知らせればいんだろう。
『へんしん！へんしん！フルーツポンチ！』
家でも顔を真っ赤にしながら大きな声で練習をしていたひかり。
今年のひかりの配役は『スイカ』だった。
発表会の内容は当日までお楽しみだったから分からないけど
きっとスイカがフルーツポンチに変身するのかな。
夕方、どうしようもない気持ちのまま人が少ない近所の公園にひかりを連れて行った。
ひかりが笑顔で走り回れば走り回るほど、ワタシは胸が張り裂けそうで。
ごめんね。
ひかり
ごめんね。
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