歯磨きの時間、つむぎは『おかあさんといっしょ』の影響で、決まって洗う前に「さの つむぎ3歳です」と自己紹介をする。
毎回欠かさずに。
しかも、少しアゴを出して、どこから声を出しているのか分からないような変な声で自己紹介をする。
綿密に言うと、「しゃの ちゅみゅぎ しゃんしゃいでしゅ」
本人はどういうつもりで言ってるかは分からないが、周りにはこう聞こえる。
何を意識して、誰に伝えたいのかは全く分からない、ふざけた声で毎回欠かさずに。
そして、腹がたつくらい毎回真顔で。
その度に笑ってしまうこっちにも原因があるんだろうけど、これも何でなのか、いつか教えてもらえるなら、ぜひ教えてもらいたい、ムスメの謎の行動のひとつ。
そして、自分で磨き終わったらここも『おかあさんといっしょ』の影響で、「仕上げは〇〇〜」と言って、「〇〇」の部分にツマかワタシを指名して、指名された方が仕上げ磨き。
つむぎはもう立派に歯も生え揃っていて、「ゴシゴシッ」と普通に歯を磨けるんだけど、その隣で「カシカシッ、カシカシッ」と、小刻みな音を立てて歯を磨かれているひかりに目をやると、これがまあ可愛らしいこと。
わずか数ミリの歯が2本。
その2本もまだまだ発展途上。
そんな2本を「カシカシッ、カシカシッ」と。
ひかりが使っているのがこの『HAMICO(ハミコ)』のベビー歯ブラシ。
正直、「まだ磨く意味なくない?」と言いたくなるくらい小さな歯を「カシカシッ、カシカシッ」と。
少しでも動かれたり、別の事を考えたりしてしまうと、歯ぐきを磨いてしまう程的が狭いから集中して「カシカシッ、カシカシッ」と。
「こんな小さな下の歯2本だけを磨くなんて、これも今だけしか経験出来ない事か」
そんな思いを噛み締めながら、丁寧に、丁寧に「カシカシッ、カシカシッ」と。
でも、2本だけ歯磨きって、やっぱりちょっと笑ってしまうな。
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