『周りのお友だちと比べるとちょっとおしゃべりは遅めですね』
保育園の先生からこう言われたのがつい最近だったのに…
いざおしゃべりし出すと言葉を覚えていくのはあっという間で…
時にその言葉の刃は鋭く
容赦なくワタシの心を突き刺してするわけで…
まだ言葉にならない言葉で一生懸命におしゃべりしていた2歳。
言葉の幅が広がって自分の気持ちを上手に表現し始めた3歳。
そして
早くも的確に相手を仕留め始めにきた4歳。
今朝起きると誕生日にもらったネコのぬいぐるみを抱っこしてニコニコしながらワタシの布団に入ってきたひかり。
（ネコの名前は『めいこちゃん』から『あかりちゃん』に変更）
ニコニコと朝からご機嫌なひかり。
ひかりの笑顔があまりにも可愛かったから頭をなでなでするとやっぱりニコニコとご機嫌なひかり。
あかりちゃんにもなでなでしてみたら嬉しいそうにニコニコとその様子を見つめていたご機嫌なひかり。
朝から幸せに包まれていた。
雰囲気もいいし
流れに身を任せ
ひかりのほっぺに『チュッ』と。
するとさっきまでの笑顔が幻かと思わされるほどビックリするくらい真顔でゴシゴシとほっぺを拭くひかり。
何かの見間違えを願い
もう1度ほっぺに『チュッ』と。
やはり真顔で『拭く』というよりは『削る』に近い力強さでほっぺをゴシゴシとするひかり。
夢ならば覚めろという願いを込めて
次はあかりちゃんの鼻に『チュッ』と。
もうあかりちゃんの鼻が取れてしまうんじゃないかってくらいゴシゴシとするひかり。
『なんでゴシゴシすると？』
ワタシはふわっとやんわり優しく言葉を投げてみると
『キタナイ』
まさかのまさか。
手加減なしのフルスイングで打ち返してきた。
打球は見事ワタシのナイーブな心に一直線。
『キタナイ』かぁ…
我が子から初めて言われたなぁ…
そうかぁ…
『キタナイ』かぁ…
そういえば日中どんぐり屋で働いている時にツマから子どもたちと図書館に行った写真が送られてきたけど
写真のひかりは『くさい！』って本読んでたなぁ…
そうかぁ…
今夜はちょっと呑み過ぎます。
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