先週の土曜・日曜は、早い時間にワタシの用事を済ませ、夜はつむぎと一緒に布団に入って眠るようにした。
普段は「おやすみ」と言って1人で寝室まで向かっているつむぎは、それがよっぽど嬉しかったのか「今日もパパと寝るー!パパーこっちおいでよー!」と、昨夜は言って聞かなかった。
昨夜は仕事がある為、そのまま一緒に寝る訳にはいかない。
とは言っても、「今日は無理」と断るのも愛がない。
「じゃあ今日も一緒に寝ようか」
つむぎが眠ってしまうまで、一緒に横になる事にした。
ムスメを寝かしつける時は、こっちも本気で眠るそぶりを見せないと安心してくれない。
目を開けていたり、少しでも起き上がりそうな雰囲気を出していると、「ん、この後何かする気だな?」と言った感じで全く眠ってくれない。
目をつぶり、眠るか眠らないかのギリギリのラインまで意識を持っていく。
もちろん、そのまま夢の中まで行ってしまうことも度々。
昨夜も少しだけ目を開けてつむぎの様子を見ると、顔を覗き込みワタシがちゃんと目をつぶっているか確かめたり、手を握ってきてワタシがどこにも行っていないかを確かめてきたり。
この確認動作がとても可愛い。
遠くなりそうな意識に手を差し伸べ、なんとかギリギリのラインを超えずに耐える事約1時間、「スースー」とつむぎの寝息が聞こえてきた。
ゆっくりと布団から出て寝顔を確認。
「任務終了…」
心の中でそうつぶやき、真っ暗な寝室の扉を開けてワタシは一歩踏み出した。
つむぎがまだ赤ちゃんの頃から、寝かしつけ完了の後に寝室から出てくる時は、いつもこの歌がワタシの中に流れている。
Aerosmith – I Don’t Want to Miss a Thing
これを脳内で再生しながら寝室を出る時、とても清々しい。
もちろんツマがムスメたちを寝かしつけて寝室から出てくる時も、こっそり脳内で再生している。
やりきった感に満たされながら、ワタシはパソコンに向かった。
実は今週金曜日に、大分まで紅葉を見に行くタイミングで、いつも行っている旅館に泊まってつむぎの早めの誕生日を祝おうとツマとこっそり計画をしていた。
その計画を実行する為に、何度も何度もスケジュールを見直してきたけど問題はなさそう。
「驚くのが楽しみね」
そんな会話をしている時に、ワタシのスマホに電話がきた。
スケジュールにはなかった、イレギュラーなチラシ制作の仕事が舞い込んできた。
〈こ、このタイミングかよ…〉
仕事は有難いのだが、タイミング的に困惑するワタシ。
「旅館はキャンセルする?」
ツマが聞いて来たが、ムスメたちの笑顔を先延ばしにする訳にはいかない。
それだけは絶対に避けたい。
「いや、なんとかするよ」
今日から帰りが遅くてムスメたちと一緒に寝る事も、「おやすみ」も言ってあげられないだろうけど、その物足りなさは金曜日思いきり楽しませてやる。
頑張るぞ。
楽しみにしててくれよ。
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