【場面緘黙(ばめんかんもく)】
家庭などの安心できる場所ではふつうに話すことができるにもかかわらず、学校や職場などの特定の場所や状況において話せなくなってしまう症状のこと。
ツマから教えてもらったこの『場面緘黙』という言葉。
場面緘黙について動画やネットから情報を得てみればみるほど
つむぎに当てはまる部分がすごく多い。
『今日は誰かとお話しした?』
『ううん。誰とも。』
家では騒がしいくらい元気なつむぎだが、もうこの返答がいつも通りになってきているくらい家から出ると無口になる。
これは保育園の頃からずっと。
家から出るとどこに行っても無口なわけじゃなくて
公園やその他の遊び場で会った『初めまして』の子どもとはよく話してよく遊ぶ。
でも保育園や学校など同じ環境にいる時や、同じ環境で過ごしているクラスメイトとは外で会ってもお話しできなくなる。
『特定の場所や状況』
まさにこれ。
色々と調べてみる中にこういった一文もあった。
『人見知りは話そうと思えば他者とコミュニケーションを取ることができます。しかし場面緘黙の場合には、本人が話したくても言葉が出てこない。』
これまでワタシの中ではこういったタイプは『人見知り・恥ずかしがり屋』で一括りにしてしまっていた。
(ワタシもどっちかというとこっちタイプでワイワイ色んな人と話せる方ではないですが)
『恥ずかしいから』や『緊張するから』といった理由で会話ができない訳だけではないことを初めて知った。
したくても言葉が出てこないんだ…
今のところはつむぎのことを世界で1番理解しているツマとワタシの目から見てもつむぎは場面緘黙症に近いと思う。
調べてみてもこういった方は多く、不安が低い場面から少しずつチャレンジしていき徐々に話したり活動に参加したりという『行動療法』がそれを解決してくれるパターンが多いらしい。
だから今日は下校後のつむぎを連れて『お話しの時間』を作りに。
とはいってもお友だちと上手にお話しできるようになるための練習の時間ではない。
無性にワタシがつむぎとゆっくり話したくなった。
お友だちとお話ししたくなかったらしなくていい。
したくなった時にゆっくりと心の扉を開けばいい。
ただツマやワタシや家族にはいつもその扉を開いていて欲しい。
嬉しいこともちょっと下を向いてしまいたくなったようなこともたくさん話してくれるような関係性を保たないとと改めて思った。
そのための『お話しの時間』
色々と話しをしてもらう中で
『ママはドキドキしないけどパパは少しドキドキする時がある。怒るから…』
こう言われてしまった。
接する時間が多い分言わなくちゃいけない場面が多かったから…とは思いながらも今後は言い方等を改善しよう。
場面緘黙の治療方法についてはこう書いてあった。
『専門家だけで治せる症状ではありません。 家庭と学校が協力して、まず「安心できる環境」を調整することが最も大切です。』
義務教育はまだ8年くらいある。
少しずつ少しずつだ。
少しずつその扉を開けていこうじゃないか!
大丈夫!
みんな味方だ!
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