これから書く事は、ムスメの成長とともにムスメの記憶からはなくなり、そうなればもう解決する事は決してない、謎めいたムスメの発言の記録。
偶然この記事を目にした人はもちろん、今こうやって書いているワタシ自身ですら理解出来ないムスメの発言や言動。
前にも書いたこの記事の通り、非常口を見ては「これパパ!これパパ!」という謎の行動は今もなお続いている。
これも意味が全く分からないのだが、「これパパ!」と言うくらいだから非常口のこのマークがワタシに見えているんだろう。
見えないけど。
全然見えないけど、そうやって無理やり理解する事は出来る。
問題はここ2、3ヶ月あたりだろうか。
何に目掛けて言う訳でもなく、時・場所問わず、急に大声で「これぱぴーっ」と言い出すようになった。
何の事なのかも、誰の事なのかも、当然その言葉の意味すらも分からない。
しかも「これぱぴ、これぺぴ、てーぱぴ、てーぺぴ」といった、これまた全く理解出来ない活用法まであるらしい。
「ぱぴ」はもちろん、「ぺぴ」も訳が分からない上に、「てーぱぴ」や「てーぺぴ」などの「てー」まで付けられると、もうお手上げ。
これを言い出してから、毎日言わない日がない。
そして見事なまでにムスメと会話にならなくなった。
「つむ、今日は保育園で何したと?」
「これぱぴー!」
「…」
「つむ、今日の給食は何食べたと?」
「これぺぴー!」
「…」
どうすればいいんだ。
意味が分からない。
しかも、こう言い放った後は必ずキラキラとした笑顔で、何かを期待するような表情でワタシの事を見てくる。
正解の反応が全く分からない。
車に乗っている時に、「おかあさんといっしょの歌聴きたい」と言ってきたのでCDをセット。
歌が流れ始めてから、目的地に到着するまで、歌に合わせて「これぱぴ♪てーぺぴ♪」と、笑いながらひたすら歌い続ける。
CDは一巡し終わってもまた最初から再生されるから、到着するまでずっと。
1曲終わって次の歌が流れる前の少しの間に、つむぎは自慢気な表情でチラッとこっちを見てくる。
意味が分からなくても、本人が楽しいならそれでいいと思うようにしている。
だが、時々見せるその表情はワタシに何を求めてるんだ?
分からない。
時々ムスメが分からない。
先日のディズニーランドでも、お店の中で「これぱぴー!」と言いながらつむぎは1人ではしゃいでいた。
いつもの事だと思ってワタシは少し離れた場所から眺めていると、店員さんが親と離れて1人になってしまったと思い、心配してつむぎの元へ近寄って話しかけてくれた。
それでも「これぱぴー!」と言い続けるムスメ。
「あ、すいません、ワタシがこの子の親です」と言った感じでその場に近づくと、店員さんもつむぎに引っ張られ、「あ、ぱぴ」と言い間違える始末。
それとも、ムスメに「パパ」ではなくて「パピー」と呼ばせているとでも思ったのなら、それは勘違い。
そのくらいはワタシだって疑ったが、「ぺぴ」が説明つかない。
ツマに聞くと、ワタシがいない時には言っていないらしい。
やはりワタシが何かを求められている。
一体これからいつまで続くか分からないこの、「ぱぴ」
言い終わる頃には、ムスメの記憶からはキレイになくなり、ワタシの心の中にモヤモヤだけが残る事になるだろう。
ムスメの期待に応える自信は、今のところ少しもない。
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