家族が増える度に、それまでの『当たり前』が急にそうではなくなってしまうことが多々ある。
それは大人にとっては想像がついていたようなことでも、子どもたちにとっては突然の出来事。
今まではママとパパと手を繋ぎたい時は、左右挟まれて両手を繋いで歩くことができたのに。
今まではママとパパに抱きしめてもらいたい時は、いつでもぎゅっと抱きしめてもらえたのに。
今まではママとパパを独り占めしたい時は、いつでも独り占めできたのに。
いつでもそうできたのに。
子どもたちがまだ幼くて目や手が離せないと、その『当たり前』だったことが『いつでも』してあげられない時もでてくる。
我が家では、そんな時に子どもたちが感じてしまうかもしれない『寂しさ』を埋めるために、時々子どもたちに『ママとパパを独り占めさせる日』を作るようにしている。
以前作ったのはつむぎの『長女の日』
きよいちが生まれる前に、生まれてからはまたつむぎに頼ることが多くなって、1人でいろいろとやってもらうことも増えるだろうと思い、この日を作った。
そしてきよいちが生まれてから少し落ち着いた頃に、今度はひかりの『次女の日』を作ろうとツマと計画をしていた。
まだ計画中の段階だったのだが…
今日、急遽その日がやってきた。
今朝の保育園までの見送りは、家族5人で散歩して向かった。
それが楽しくて別れを惜しんだのか、休み明けだったから気持ちがそうなったのか、ひかりは教室へ入ろうとせずに大泣き。
ツマにしがみついては離れようよしなかった。
いくら声をかけても、首を大きく横に振って大泣き。
無理矢理引き離してその場を去ることもできたのだが、今はまだツマも育児休暇中。
ツマとワタシが時間を調整さえすれば、今はまだ一緒に過ごしてあげることもできる。
つむぎはもう元気に教室へ向かった後だったから、先生にひかりは家で見るように伝えて『ひかりの日』の開催を決定した。
いつもなら前もって『しおり』まで準備するのだが、急遽だったからそれは次回のお預け。
買い物に一緒についてきてもらい、その後は焼肉ランチを楽しんだ。
初めてつむぎ抜きの4人での外食。
『さあ!楽しむぞ!』
そう浮かれた我々をよそに
きっちりとした性格のひかりは、食べ物への感謝と敬意を忘れずにきっちりと正座。
きよいちはコロンと横になり、ツマとワタシでたっぷりとひかりに愛情を注いだ。
ひかりにママとパパをたっぷり独り占めしてもらった。
しっかりとひかりだけに注目した。
ちょっとした表情、ちょっとした仕草、ちょっとした話し声。
今までもしっかりとひかりに向き合ってきたつもりではいたが、今日新たなひかりの一面を知れたような気がした。
そして、親子の心の距離が一段と近づいたのを実感した。
夜になり、寝る前に寝室で家族5人でワイワイ話していると、ひかりが体調不良で出られなかった発表会での踊りを披露してくれた。
ひかりは発表会当日、家からYouTubeのライブ配信でクラスメイトたちの様子を観ていた。
一生懸命練習してきたのに、その場には自分がステージに立っていないという寂しさが、画面を観ているひかりからすごく伝わってきた。
それ以来、ひかりから話してくるまではあまり発表会のことは口にしないように心掛けていた。
それが1週間以上経った今夜、笑顔で踊るひかりをようやく見ることができた。
もう、言葉にならない感動。
ツマは涙を流しながら拍手し、ワタシも鼻をツーンとさせながら踊るひかりを眺めていた。
今朝、保育園の教室の前で大泣きするひかりを無理矢理引き離さなくて本当によかった。
その寂しさを受け止めてあげて本当によかった。
急遽開催された『ひかりの日』
結果的に笑顔で踊りたくなるくらい喜んでもらえた。
ありがとう、ひかり。
ママもパパもとっても楽しかった。
とっても嬉しかったし、とっても感動した。
また『ひかりの日』を作って一緒に遊ぼうね。
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