保健所からの連絡もあり、今日からワタシは隔離解除で普段通りの生活に戻れる。

たった10日だけどされど10日。

1年ぶりに海外から帰国するようなそんな感覚。

 

『ラーメンでも食べてみようかな』

『うどんもいいな』

『街をふらふらと歩いてみようかな』

 

そんなことを思いながら昨夜は早めに布団に横になったけれど

 

夜中にきよいちが発熱とひどい咳。

 

心臓がバクバクなひと晩だった。

夢の中で苦しそうな咳が聞こえた気がして夜中の2時頃に目を覚ました。

コロナに感染してから、夜中に子どもたちが静かに眠ってるかどうかが毎晩気になる。

昨夜もきっとワタシの気のせいかと思いながら30分ほど様子を伺っていると…

 

『ゲホッ、ゲホッ』

 

夢ではなく明らかに異常な咳の音が聞こえてきた。

ワタシがコロナに感染して1番聞くのを恐れていた咳の音。

 

心臓が飛び出る思いで寝室にいるツマの元へ行き、きよいちの様子を見守った。

 

苦しそう。

ゼェゼェと呼吸もしづらい状況。

 

これまでも色んなウイルスに感染して呼吸器系がやられたことがあるが、それらには既に解決策があった。

それに応じた薬もあるし情報が出回っている。

 

でもコロナは違う。

 

それに特化した薬もないし、その時の正しい対応が分からない。

苦しそうなきよいちを前にまだ様子を見るべきか、救急車を呼ぶべきかの判断も難しかった。

 

朝の診察は8時30分から。

 

不安と緊張が混ざったまま、そこからはツマもワタシもほぼ眠らずに朝を迎えた。

 

とてもとても長い夜だった。

 

朝日が登る頃に、きよいちはようやく2時間くらいまとまって眠れている様子。

ワタシはコーヒーを飲みながら無事に朝を迎えられたことに安心していた。

 

コロナと熱と咳。

 

今の時代最悪な組み合わせ。

恐怖しかなかった夜を明け、朝1番で小児科へ連れて行った。

 

まさか隔離解除の朝1番で行く場所が小児科になるとは思っていなかったが、とにかく抗原検査をしてもらった結果を待った。

 

待つこと約10分。

 

結果は陰性。

 

コロナでなかった。

 

流石に1歳児が熱と咳で苦しんでいる姿を見ると無茶苦茶焦った。

無茶苦茶ビビった。

 

今の症状にあった薬を出してもらったから、今夜はツマもきよいちもゆっくり眠れたらいいな。

 

ワタシも寝不足だったけど

それ以上に安心が優った。

 

良かったぁ。。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち 三女 : つきか - パパはタノシイ -