今日もいつも通り子どもたちを保育園に見送り、いつも通りお迎えに行ってきたのだが…
ひとつだけいつも通りではないことが。
つむぎ、保育園卒園前最後の登園。
保育園だから小学校に入学するまでは卒園後も再度通うことにはなるけれど、とりあえず今日で保育園児としてはひと区切り。
つむぎはこれまで、託児所、小規模保育園、同系列の大きな保育園、そして現在の保育園と4ヶ所にお世話になってきた。
1人目だったこともあってツマもワタシも全てが初体験。
たくさんのことを経験させてもらった。
たくさんのことを考えさせてもらった。
託児所に通っていた頃。
この託児所はツマの職場に併設されてあるから、毎日ツマと一緒に通っていた。
ツマが夜勤の日は託児所にお泊まりの日もあった。
入所したてはまだこんなに幼かった。
初めての発表会。
翌年の発表会。
2歳まで託児所にお世話になり、3歳からは保育園へ。
定員の関係で大きい方の保育園には入れず、最初の数ヶ月は小規模の保育園に通うことに。
ひと部屋だけの小さな保育園。
この頃はワタシが見送ってツマがお迎えを。
数ヶ月お世話になり、ここで1度目の卒園式。
3歳の春からは同系列の大きい方の保育園に入園。
また新たな環境へ移動したせいか、ここからは涙する日が多かった。
つむぎが喜ぶからと2人で自転車に乗って登園する日々。
つむぎが笑顔で過ごせるようにツマとひかりも家族一緒に見送る日々。
でも保育園に着くといつも泣いてばかり…
何度見てもこの涙に慣れることはなかった。
でも行事ごとは毎回張り切って取り組む姿はキラキラしてたよ。
金メダル!
新たに春を迎えるまでの1年間、ほぼ毎日泣くつむぎについてツマと一緒に何度も何度も話し合い、何度も何度も頭を悩ませ続けてきた。
『つむぎに合う環境とは』
これについて一生懸命考え続けた。
つむぎは皆んなでワイワイするのは苦手だが、何か物事に黙々と取り組むのは好き。
ツマもワタシもここを伸ばしてあげたかった。
その時に頭をよぎったのが現在通っている保育園。
以前通っていた保育園はどちらかと言うと『皆んなで一緒に』という方針。
だが現在通っている保育園はモンテッソーリ教育を取り入れた『個を伸ばす』というのが方針。
そこでツマもワタシもつむぎを転園させることを決意。
わずか1年間でまた環境を変えてしまうことに不安は何もなかったか訳ではないが、それ以上に期待と自信の方が大きかった。
そして4歳の春、つむぎはこの保育園をひと足早く卒園。
翌月からはひかりと一緒に現在の保育園に入園。
この頃からコロナの影響でワタシの仕事が在宅になり、保育園への送迎はワタシが一緒に。
これから2年間、この日記にも日々綴ってきたけど本当に色んなことがあった。
ツマが仕事で車を使うから行きと帰りは基本はワタシと一緒に散歩。
春は帰りに寄り道をして桜を見たり。
夏は行きも帰りも水筒を持参して、帰りは首に保冷剤を巻いて熱中症に気をつけたり。
秋は落ち葉を拾い集めて楽しんだり。
冬は寒い中震えながら歩いたり。
雨の日はワタシはきよいちを抱っこし、つむぎとひかりはレインコートを着て傘をさしながよく頑張って歩いてくれたり。
言葉には出来ない、文字には書き換えられない思い出と感情に溢れている日々だった。
園庭でひかりと遊んでいる様子に何度心が癒されただろうか。
きよいちが入園後は、保育園に行き帰りする3人の姿を後ろから眺めながら何度幸せを噛みしめただろうか。
つむぎの一生懸命な姿に何度心を揺さぶらされただろうか。
保育園に飾ってもらったつむぎの絵を見る度に何度ワクワクしたことだろうか。
保育園でたくさんの事を学び、その成長を見せてもらう度に何度感動しただろうか。
泣いてばかりだったあの頃に比べ、保育園で過ごす日々や行事を経験する度に増えるつむぎの笑顔に何度安心と言葉にならない感情に包まれたことだろうか。
そんなつむぎが、明日保育園を卒園。
つむぎ自身は卒園することがどういうことなのかはまだよく分かってない様子。
お風呂上がりにドライヤーでつむぎの髪を乾かしていると、自慢げに卒園式に言うセリフを披露してきた。
その中にあった親への感謝の言葉を聞いた時、驚くほど鼻がツーンとして目頭が熱くなった。
色々あった。
本当に色々あった。
ツマは卒園式の話をするだけで目を赤くしていることが多かったから、明日はきっと涙することだろう。
ワタシは昭和生まれの九州男児の博多っ子の性なのか、できることなら人前で涙は見せたくない。
そう思って生きてきた。
だけど
流石に明日はヤバいかも。
とは言っても
つむぎが笑顔で胸を張って卒園できるように
ワタシも胸を張って送り出そう。
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