最近のひかりは早い。
成長の速さはもちろんだが、
最近は、単純に動きが早い。
ハイハイもまだ出来ない、「ずりばい」での移動にも関わらず、
とにかく早い。
この時期のつむぎは、どちらかと言うと成長スピードは周りの子に比べてゆっくりだった。
10ヶ月頃に、ようやくずりばいで動き出したくらい。
その感覚でいたせいか、このサイズ感でチョロチョロと、いや、ズリズリと家中を動かれると、
愛おしくてちょっと笑ってしまいそうにもなる。
これだけ動き回るのも、ハイハイなら分かる。
大人でもあれで動き回るのはキツそうな、ずりばいのあの独特な動き方で、
一体どこをどうしたらそんな器用に動ける?
良く見れば、床に擦れて足の皮が少しめくれていたのにも関わらず、
ひかりはたくましく動く。
子どもが誰に教わる訳でもなく身に付けていく「生きる力」には、いつも感心する。
つむぎよりもひかりの方が動き回り出すのが早いのを、
「ひかりは運動神経がいいかもね。」と、
ツマとウキウキして話していたけど、
つむぎの容赦ないひかりへの接し方を見続けていると、
ひかりは運動神経がいいと言うよりは、
この容赦ない接し方から我が身を守る為の、「危機回避能力」が必然的に高くなったのだなと思った。
ずりばいが早く出来るようになったのも、足の皮がめくれながらも素早く動けるようになったのも、
姉からの悪気ははい、愛のある攻撃から身を守る為なんだと、下の子の強さを感じた。
同じ「子育て」でも、毎日全く違う経験ばかり。