今夜は喉が痛い。
熱はない。
体もだるくない。
味覚も嗅覚も異常ない。
当然、流行りのウイルスのせいなんかではない。
日中、大声を出しすぎた。
今日もポカポカと暖かく過ごしやすい1日。
昨日、公園で思い切り体を動かして遊んだのが余程気持ち良かったんだろう子どもたちを連れて、今日は公園を2件ハシゴ。
ひかりがまだ幼くて、遊び相手のいないつむぎが常にワタシの手を引いていたのはもうすでに過去の思い出。
きよいちはまだだが、今ではひかりという最高の遊び相手ができた。
『ひかりー！』
そう叫びながら目を輝かせるつむぎと、それに応えるように笑顔を見せるひかり。
昨日に続き、公園でのワタシの出番が確実に減っていることを実感しながら、今日もムスメたちを眺めた。
とは言っても、見守る立場としては最重要な任務はある。
それは
『応援』
今日のワタシは公園応援団長。
『がんばれー！できる！できる！おー！できた！上手！上手！』
あっちで遊ぶひかりを追いかけながら叫び
むこうで遊んでいるつむぎに叫ぶ。
今日はそれを2件ハシゴ。
公園では『遊び相手』から『応援団長兼・機敏に動き回る監視員』に変わりつつある今日この頃。
子どもの成長にいちいち大袈裟に寂しさを感じてしまうワタシは、たったこれだけの変化でもムスメたがすごく遠くに行ってしまったようにすら感じた。
『またそんな大袈裟な！』
はたから見たらそう言って笑ってしまいたくなるようなことを真顔で思ってしまうのが、ワタシなりの親心ってやつなんだろうなと自分に言い聞かせながら日中を過ごした。
もう数年もすれば
応援団長と監視員の立場も引退し
『ついてこなくていいよ』
このポジションを任命される日がくるだろう。
その時は、いよいよだ。
そんなセンチメンタルなワタシの背中を見て何かを察してくれたのか
マイク片手の小さな応援団長が
声にならない声でワタシを応援してくれているようだった。
ありがとう、きよいち。
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