小さな頃から(とは言えまだ3歳)、つむぎの感受性には感心する事が多い。
絵本の読み聞かせを始めた頃は、「ノンタン」に子ガメがお母さんガメと離れ離れになってしまうという話があった。黙って聞いてると思いきや、絵本終盤の子ガメとお母さんガメが再開する場面でポロポロと泣き始めて驚いたのを覚えている。
1歳ぐらいには、妊娠時から出産・生まれてすぐの様子ががアプリで編集された、つむぎ自身の短編動画を見てはポロポロと泣いた。
2歳でディズニーランドへ行ったその帰り際には、「イヤイヤ!まだ帰りたくない!」とワガママを言う感じはなく、思い出を噛みしめるように黙って静かに涙を流していた。
「頭で理解して」というよりは「心で感じて」それが涙に変わっているように思える。
いつからかワタシは、夜寝る前にツマやムスメたちに『ありがとう』を伝える。これを続けている。
特別な理由はない。
『ありがとう』と思っているから『ありがとう』と言葉にして伝える。
それでも何か1つ理由を探すなら、
「言葉にして伝えたい事と、伝えたい相手が目の前にいる」
これだと思う。そしてこれがすごく大事な事だとも思う。
「今日も元気でいてくれてありがとう」
「今日もニコニコ笑っていてくれてありがとう」
「今日もひかりに優しくしてくれてありがとう」
「明日も元気にニコニコでいてね」
伝えたい『ありがとう』を気持ちを込めて伝える。
つむぎは頭でこの言葉をどのように理解しているかは分からない、でも気持ちが伝わっているのはしっかりと分かる。
いつもふざけてばかりいるけど、この『ありがとうタイム』だけは黙って聞き、照れ臭そうに『ありがとう』と言い返してくる。
そして最近は、『ありがとう』と言い返しながら涙を流す事もあった。
この時はさすがに驚いたしワタシもグッときた。
感受性が豊かで心に響く感動が多い反面、その分傷つくことも多いのかと心配になる部分もあるけど、
それはその時に思った事をまたしっかりと伝えよう。
ひかりはまだニコニコしながら聞いているだけだけど、それでも心には伝わっているはず。
気持ちをしっかりと言葉にして伝える事は、「感受性」や「心」を育て豊かにするのに大事な事なんだと、ムスメの涙から学んだ。
ワタシも「親」としてはまだまだ新米。
ムスメたちと一緒に気付く事ばかり。
『ありがとう』
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