今朝ツマに用事があり、つむぎとひかりとワタシが家で留守番中。
うつ伏せになって黙っていたひかりが、「ぷっ」とおならをした。
「あー!ひかりがおならしたー!」
喜ぶつむぎ。
「つむ、おしりをにおってごらん。」
ワタシにそう言われ、ひかりのおしりに顔を近づけるつむぎ。
「くちぇー!くちぇー!」
はしゃぐつむぎ。
「ははははっ!」
笑うワタシ。
「………。」
無表情のひかり。
(ごめん、ひかり)
一応、うんちをしていなかを確認したが、
小さなおしりが「コンニチワ」しただけで異常なし。
そこからしばらく別の作業をしていると、
「パパー、ひかりがうんちだってよ。」と、つむぎが言ってきた。
泣いてるわけでもないし、さっきも確認したから、してないとは思ったけど、
「一応一緒に見てみる?」
そう言って見てみると、お見事、うんちをしていた。
「おー!すごい!よく分かったね!」
驚いた。
「何で分かったの?」
つむぎに尋ねると、
「ひかり。ひかりが。」
そう答えるから、
「ひかりが言ったの?」
と再び尋ねると、
「うん。ひかりが言った。」
その言葉にすごく感心し、
「この2人にだけ分かるやり取りがあって、そこで分かり合ってるんだ」と、羨ましくも思えた。
大人とも赤ちゃんとも、コミュニケーションが取れる3歳児。
そんな3歳児、朝は褒められたが、夜は怒られた。
車で帰宅中、「トイレー!コンビニ行くー!」と叫んだので、
最寄りのコンビニに立ち寄り、急いでトイレを借りると、
「トイレ汚い!いや!」そう言って聞かない。
本当に汚い場合、嫌になる事は大人にだってあるが、
どう見たってピカピカにキレイなトイレ。
自分たちで処理出来る範囲の「あれはやりたいけど、これはイヤ」は、出来る限り見守るつもりだが、
今回は借りたスペースで、更に他にもお客がいた事もあり、
「そっか、分かった」で済ませる訳にはいかず一喝。
「ここでしないならもう家まで我慢しなさい」そう言ってトイレから連れ出し車に乗せ出発した。
「え、ちょっと待って。そういうつもりじゃないんですけど。」戸惑いの表情でこっちを見ている。
ワタシは無言で様子を伺った。
つむぎは、本当に汚いトイレを嫌がる事は確かにあるけど、今回はピカピカ。
それに「トイレー!」と叫んだ時は毎回確実に出る。
そうなると、コンビニに行ったのには他に目的があった。
「パパにコンビニで何か買ってもらいたかったの?」
つむぎの考えを察したツマがそう尋ねると、つむぎは静かに頷いた。
「何か買ってもらいたかったから、トイレって言ってコンビニに行ったの?」
続けるツマに、つむぎはまた静かに頷いた。
そこでワタシも口を開き、
「何か買って欲しいなら、素直にそう言いなさい。」
つむぎは我慢していた涙をポロポロ流して、「はい。」と返事をした。
その後、涙を流しながら「何か買って」と言ったつむぎを、次のお店へ連れて行くまでの道中、
〈今までは思ったまま行動していたこの子に、遂にこんな知恵が付き出したか〉
その成長の早さが嬉しくも、少し寂しくもあった。
こっちもすぐに気持ちを切り替える分、つむぎも立ち直りが早い。
目的地へ着くと、すぐにお菓子コーナーで必死に物色。
この後「やっぱりトイレ」と、どう見てもさっきのトイレの方がキレイだったが、
気分ルンルンでトイレを済ませていた。
心と体が成長していけば、そりゃいろいろあるよな。
フレー、フレー、3歳児!
フレー、フレー、つむぎ!
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