連日雨が続き、ようやくつかの間の晴れ。

「次晴れたら、公園で思い切り遊ぼう。」

以前そう約束していた為、

ここ数日は朝起きると、

「今日は雨降ってる?」と言うムスメの問いかけに、

カーテンを開けて天気を確認するのが日課になっていた。

「今日も雨やね。」とワタシが答え、

「そっか。雨か。」とムスメが肩を落とす。

このやり取りが続いていた後の、待望の晴れ。

公園に到着後、

ツマとひかりは日差しを避ける為、公園施設内の室内で待機。

つむぎとワタシは、

「せっかく夏やしセミを捕まえてみよう。」

そういう話しになり、車から虫取りアミを持ち出し公園散策。

結局、どこを探してもセミは木の上の方で鳴いていて、姿を見せる事は出来なかった。

それでも、汗をかきながら歩き回って、

その最中に見つけたトンボやバッタを見ては、つむぎは大喜びをしてくれた。

途中、セミの抜け殻を見つけたので、

「ここからセミは大人になって、空に飛んで行くとよ。」と説明するも、

「こわい、こわい。」と触ろうとしない。

ワタシの手のひらに乗せ、

「ほら、もう空っぽやけんこわくないよ。」

その様子を見て、つむぎの恐怖心もなくなった。

1度「こわくない」と認識した子どもの「好奇心」への移りは早く、

2分前までは距離をおいて見ていた抜け殻を、手に取りマジマジと観察していた。

ここまで来ると、後はやる事はひとつだった。

「ママに見せようか?」

ツマは虫が苦手だ。

「よく出来ました」と褒めてもらいたいのではなく、

ちょっとしたイタズラ。

セミの抜け殻をアミに入れ、

「ママ何て言うかな〜。」

そう言いながら笑うつむぎとワタシは、きっと同じ表情をしていた。

結果、「早く外に出して!」

ツマのこの一言で、つむぎとワタシの顔から笑顔は消えた。

公園を楽しんだ後は、ひかりが生まれてからは行けてなかった、母方の祖父母のお墓前りへ。

家族揃ってお墓の前で手を合わせていると、

目には見えなくても、ここまで続いてきた強い繋がりを感じる事ができた。

繋いできてもらった繋がりを、自分たちの番にまた繋ぎ、更にまた繋いでもらう。

この先ワタシたち家族に待つ未来が、また楽しみになった。

【papalife パパライフ ブログ パパが子育てを楽しむ】

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち - パパはタノシイ -