『家族』っていう存在が出来てからは、
それまでのワタシの中にはなかった、新しい感情が次々と芽生える。
ツマに対しても、ムスメたちに対しても。
そして、周りの人たちへも。
ただそれは、新しい感情だから、それを言葉で表現するのは難しいものばかり。
ここ数日は仕事が忙しく、帰りが少し遅くなった。
移動手段に使っていた自転車が壊れてしまい、
電車移動になったワタシの疲れを気遣って、
ツマがムスメたちを連れて仕事場へ迎えに来てくれた。
帰りの車内、
寝ているひかりを抱っこするツマ、
とたんに元気になり、今日の出来事をたくさん話してくれるつむぎ。
わざわざ来てくれて「ありがとう」と、いつもは寝る時間なのに「ごめんね」の思いは当然あるが、
これらは言葉で表現の出来る感情で、
これとは他に、言葉では表現出来ない感情も一緒に込み上げる。
絶対的な味方感への安堵と言うか、何というか。
張り詰めていたものを急に弾けさせ、
そのまま目をつぶってどこかへ落下したとしても、
必ず優しく受け止めてくれるという信頼と安心がある。
でも、「信頼」や「安心」とか言う感情ではない。
近いけど、もっと特別な感じ。
そして帰宅後、ツマやムスメに言ってもらえる、
【お疲れさま】
これはただの言葉を超えた、もはや回復系の呪文。
不思議なもので、このひと言で全てが振り出しに戻れる。
寝室で、ツマがひかりを寝かせている間、
つむぎはワタシの晩酌に付き合ってくれた。
「そろそろ寝ようか?」と言うと、
「まだ水飲んでるの!」と、チビチビと時間を稼ぐように水を飲む。
この時間すらも、ワタシの中では言葉で表現の出来ない特別な時間だった。
チビチビと水を飲み終えたつむぎは、渋々寝室へ向かった。
その時ワタシは、「おやすみ」とは言ったものの、
本当に伝えたい、心の中にある感情を言葉には出来なかった。
言葉や感情を超えた特別な存在。
この家族にワタシがいれる幸せ、
これをいつか言葉に表現できるかは分からないが、
この何とも表現の出来ない感情は、
常にワタシの心を満たしてくれる。
今ワタシの中にある言葉でしか伝えられないけれど、
『いつもありがとう。』
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