我が子を保育園に通わせるという経験も、

当然、つむぎを通して初めて経験出来た事で、

最初の頃は、

「休まずに毎日行かせた方がいいのか?

そっちの方が、先生や友だちとコミュにケーションが上手くとれるようになるのか?」

そう迷っていた事もあったが、

「家族で過ごせる時は、そうしてあげて下さい」と、先生に言われたこのひと言で、

ツマもワタシも保育園との向き合い方に整理がついた。

ようやく言葉が出てきて、ようやく自分の意思を親に伝えれるようになった頃。

先生や友だちとのコミュニケーションも大事だが、

それ以上に、まずは家族。まずは親子。

それ以降、時間が許す時は保育園を休ませたり、早めに迎えに行ったりと、

出来る限りは『家族の時間』を少しでも多く作るようにしている。

こうすると、次保育園に行く時に、嫌がるんではないかと思ったが、

これがそうでもない。

「遊べる時には、ちゃんと遊んでもらえる!」と、自信を持つのか、

「今日は仕事があるけん遊べんとよ〜。」と伝える日は、

「そうか、仕方ない!それなら今日は保育園に行ってくる!」という雰囲気で、張り切って登園する。

もう3年程すれば、早くも「義務教育」に入る。

我が家はこれからのこの3年程の時間を、義務教育での生活に向けて、

先生や友だちとのコミュケーション力を付けさせる為や、

集団行動に慣れさせる為に使うつもりは、これっぽっちもない。

【あなたは愛されてる。何があっても1人だと勘違いするな、ここに味方がいる。】

これをしっかりと伝える為の時間に使う。

愛されてる自覚と自信をしっかりと持たせ、

次のステップへ行く時にその背中を押す。

今はその為の時間。

今日はつむぎを休ませ、仲良しの従姉妹がいるツマの妹家族へ会いに、ツマとムスメたちは出かけた。

仕事から戻り、今日の話しを聞くと、向こうのパパにたくさん遊んでもらった様子。

そのお父さんも、孫たちとたくさん遊んでいる話しを前々から聞いていた為、

「やはり、当たり前に愛情を受けて育つと、その愛情を次に繫げるのは当たり前の感覚なんだ。」

そう思った。

「特別な事をやってる」と背伸びすると、いつか疲れるけど、

「当たり前」だと、そうなる事もない。

『愛情を受けてきた事が当たり前で、誰かに愛情を注ぐ事も当たり前』

この感情をもっと育てる為に、今以上に家族と向き合おうと、

改めて思った。

仕事で帰りが少し遅くなり、皆んなは既に食べ終わった後に、

ワタシの夕飯を準備してもらった。

今夜は、大根おろしでサッパリハンバーグ。

ひかりを抱っこしながら出来上がりを待つ。

匂いが空腹を加速させる。

後は大根をおろして完成らしいその時、

「つむも手伝う!」

このひと言からが長かった。

ツマの「パパお腹空いてるからそろそろ終わろうか?」に、耳を貸すつもりは一切なさそう。

更に、時々笑顔でツマに向かって、

「つむお手伝いしたら、パパ喜ぶかな〜。」と言う。

こんな事を言われると、カメラを片手に、じっと空腹に耐えるしかなかった。

親バカなのは自覚済みで、ムスメたちは優しい。

愛情がしっかり伝わっている事も、その愛情をこっちにも注いでくれている事も、

すごく実感出来る。

『親』になってまだ3年ちょっとしか経っていないが、

親子の関わり方の疑問は、いつもムスメたちが態度で答え合わせをしてくれる。

今のところ、しつこく抱き付こうとする事が不正解らしいぐらいで、

後は大丈夫だろう。

家族で過ごす時間なんてきっと限られてる。

その中で、注げるだけの時間と愛情を、

あなたたちに。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち 三女 : つきか - パパはタノシイ -