今週も週末が開始。

『親』になるまでは、

休みの前日と言えば夜更かしが当然で、もちろん翌日は寝たいだけ寝れば良かった。

もちろん今でも、「明日休みやし〜…」という感覚はあるが、

それ以上に今は、

休日こそ早起きをするムスメたちを、その瞬間から相手したいという感情が勝っている。

いつからか、「あ、明日休みやし早く寝ないかん!」と思うようになっていたし、

「明日休みやしもうちょっと飲もうかな」って思う時も、

〈二日酔いで全力で遊ぶ自信はないか…〉と思い、

お酒も控えめに出来たり、やっぱり出来なかったり。
(頭ピヨピヨしながら公園で遊ぶ事もしばしば)

相変わらず変われてない部分も多いが、それでもいい意味で変わった部分の方が多い。

そんなキッカケをくれたムスメたちの朝は今日も早かった。

先に起きて、いつもの様に2人で遊ぶムスメたちに、

「おはよう」と言い、

寝る前に準備して冷蔵庫で冷やしていたコーヒーをクッと飲み、

残りの眠気を飛ばす。

毎週土曜日の午後からは、家族揃って習い事。

それまでの時間をどうするか?

これが結構毎週の課題で、午前中に外で遊んで疲れさせてしまっては、午後から眠たくなるし、

家でダラダラするだけも退屈になる。

そんな中ツマがつむぎから情報をキャッチ。

どうやらお菓子作りが好きらしい。

「それなら午前中はお菓子作り!」とう事で、ツマとつむぎは材料の買い物に。

残されたひかりとワタシは久々に2人きり。

言っても、2人目。

少しは子育てに自信も持ててきたし、

「さぁ、どう楽しませてやろうかね〜」と息巻いていた。

「よ〜し!」と、意気込んだワタシとひかりとの温度差はあまりにも大きく、

いきなりあくびをし出したと思えば、驚く程のスピードで眠った。

ワタシの意気込みよりも、ひかりの状況判断力の方が勝っていた。

そして、買い物から帰って来たツマの声を聞いた途端にひかりは起きた。

脱帽。

今日は米粉とくるみ、レーズンや人参を使ったケーキらしく、

つむぎは人参を細かくおろす手伝いを張り切っていた。

徐々に「女の子」になっていくのを感じる。

これを感じる度に、

「やっぱり父はそのうちムスメから嫌われる存在なんだろうか」

「一度も避けられなかった父はいるのだろうか」

「避けられた場合はどうすれば挽回できるのだろうか」

こんな心配まで、もれなく付いてくる。

そんな事を考えながら車を運転し、午後からの習い事へ。

つむぎは【想像力を発達させる勉強】

この年頃の子の勉強でさえ、ワタシが話を聞いていても面白い。

目に見えた物をそのまま頭で判断せずに、目に見えていない形まで想像させる。

これは、相手が人だったとしても応用出来る学習。

「もしかしたら」「ひょっとしたら」

ここまで考えれるようになれるかどうか、たったこれだけの事で、

これから目にする世界は大きく違ってくる。

大切な事を学んでいると思う。

ひかりは【基】を作る時間。

形、色、数字、英語、日本語等の数々の情報を、幼く柔軟な脳のうちに多くインプットさせる。

それに加えて、ベビーマッサージを教えてもらい、バランス感覚や筋肉の付け方を、

『親が学ぶ。』

今日の教室では3人の赤ちゃんがいて、1人は早くも自力で立ち上がっていて、

1人はもう少しでハイハイ出来そうな動きだたけど、下の歯が小さく2本生えていた。

どちらもひかりと1ヶ月違いらしい。

子どもによって成長の仕方や、発育のする場所が全然違うんだと思った。

そして、「皆んながこうしてるからこう」「ネットに書いているからこう」という考えは、

一般的でもなんでもない、ただの「その人の情報」でしか過ぎない事を確信した。

子どもとしっかりと向き合い、その中でどうする事がこの子にとってベストなのか。

ここに頭を悩ませ得た経験こそが、「正しい情報」なのだと。

今まで、どこの誰からも学ぶ事が出来なかった、

『子育て』という生涯をかけた授業に取り掛かっている。

眠たくもならない、嫌いにもならない、

ずいぶん年下が先生の特殊な授業。

「今日のワタシは何点だったろうか」

そんな事を考えながら、久しぶりに夕飯はワタシが担当した。

ツマはずっと前からワタシが作る焼きそばを気に入ってくれている。

何の工夫もない、普通の焼きそばなのだが。

それでも、気に入ってくれてると言うだけで、ワタシには張り切りる理由が出来る。

冷蔵庫からチューハイを取り出し、これを飲みながらぼちぼち料理するのは嫌いではない。

ツマがひかりを寝かしつけてくれている間に焼きそばは完成。

食にうるさいつむぎは、美味しい時は言葉が少ない。

ツマもつむぎも、

「おいしい!」と言ってくれ一安心。

そしてこれを毎日こなしているツマの凄さを実感。

脱帽 pt.2。

「ご飯食べ終わったらつむを寝かせて、撮り溜めしたドラマでも見よっか?」

何て話していた、ツマとワタシの
視線の先には、

寝ていたはずのひかりが、何故かうちわを持って寝室から登場。

ここらはワタシはつむぎを、ツマはひかりを寝かしつける、

いつも通りのバタバタとした時間が過ぎた。

いつも通り。

いつも思う。

いつも通りがいつも通りに過ごせる時間ほど、

幸せな事はない。

さあ、明日も早起きだ。

今日も1日ありがとう。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち - パパはタノシイ -