知らなかった…
まだまだ先でいいと思っていた…
何ならギリギリくらいでも…
つむぎは現在5歳。
この春には保育園でも年長さんになり、来年の春には卒園を迎える。
すると次は小学校へ入学。
そこまでは分かっていた。
ただ…
ランドセルをもう選び出さなきゃいけないなんて
それは知らなかった…
写真は生まれてすぐのつむぎ。
ワタシが初めてつむぎに触れた日。
初めて手を握って、初めて抱っこをした日。
小さくて、柔らかくて、優しい寝息を立てながら穏やかな表情でぐっすりと眠っていた。
つい最近の出来事のように
ワタシの記憶には鮮明にこの日の喜びが残っている。
つい最近まで赤ちゃんだったのに…
つい最近までよちよち歩いてたのに…
つい最近まで慣れない保育園に大泣きしていたのに…
もう小学生だと！？
もうランドセルだと！？
来年から小学生っていうことにもまだピンときていないのに。
保育園での生活はまだ1年以上はあるけど、それでももう来年なんだな…。
聞いたところ、ワタシの子ども時代とは違って、今はランドセルも多種多様。
シンプルに『赤』と『黒』ではなくて、色も素材もそれぞれ。
だから、人気なものはどんどん早いうちから売り切れてしまうらしい。
考えてみれば、ムスメたちを保育園に迎えに行く時
『もうランドセル買ったよ』
そう言って話しかけてきたつむぎのクラスメイトがいた。
ムスメたちが通う保育園は縦割り保育で、年齢の違う子たちと同じ教室で生活している。
そのこともあって、その時は年上の子だと思って話をきいていたけど、後々同級生だと分かった。
ワタシのイメージだと、保育園卒園前くらい、もしくは卒園後の春休みに準備するくらいの感じかなって思っていたけど、それじゃ遅すぎる訳ですね。
そっか…
来年は小学生か…
天使のはねを背負って登校するようになるのか…
『今日は家庭保育するので休ませます』
今までみたいにこうやって連絡を入れて休ませることも
『平日に時間を作って遊びに行くぞー！』
と言って連れて出かけることも
小学生になればなかなか難しいだろうな。
あと1年ちょっとか。
つむぎは長女だから姉弟の中で1番先に1人で小学校に行くことになるけど
今は嬉しそうに一緒に通っているひかりとも少し離れ離れになるけど
その時に寂しい思いをしないように
後ろを振り向きたくならないように
立ち止まりたくならないように
楽しい思い出をたくさん作っておこう。
そしてその思い出たちで背中を押してあげよう。
つむぎ
つむが来年小学生になるってだけで
パパはいちいち大袈裟だろ。
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