お誕生会。
雪！雪！雪！
今日の福岡は珍しく大雪！
滅多に見れない大雪にムスメたちは大興奮！
大雪の中の保育園送迎はかなり覚悟はいるが
今日は絶対に遅れも休みも許されない理由があった。
毎月保育園で行われている誕生日会。
今月は1月生まれの子どもたちが主役。
ひかりは1月11日が誕生日なので、今日はその主役のひとり。
『明日はひかりの誕生会やけん、早く寝て早く起きて遅刻せんように行くよ！』
昨夜は家族一丸となって気合を入れて眠り
今朝は家族一丸となって若干寝坊するという、ビックリするくらい大慌てな朝。
ワタシはバタバタと朝食を作り、ツマはバタバタと登園の準備を。
そして、ムスメたちはのんびりと起床。
大急ぎで朝食と準備を済ませて家を出て、ギリギリセーフで保育園到着。
いよいよ、ひかりの誕生会スタート。
『子どもがまだ小さい家庭は、子どもに見つからない』
これが保護者参加可能な行事の時の、保育園との約束。
理由は、親を見つけると泣いてしまい一緒に帰ろうとしてしまうから。
見つかって泣いてしまった場合は、その時は終了後そのまま一緒に帰宅がルール。
ということで、今回も望遠レンズ持参で隠れながらひかりをロックオン！
なんとなくキョロキョロと周囲を見渡していたが、こっちには気がついてない様子。
気がついてないはずなんだけど
急に寝そべり出したかと思えば
ワタシのカメラに向けて
お尻を突き出してきた。
気がついてないはずなんだけど…
他の園児たちが大きな声で誕生日の歌を歌ってくれる中、先生から呼ばれた誕生月の子たちはステージへ。
なんだかんだこういった行事が大好きなひかりは、一緒に手拍子をしながら嬉しいそうに。
年齢が上の園児から順番に主役席へ。
この主役席に座ると、先生から名前や好きな食べ物など簡単なインタビューを受ける。
順番を待ち続け…ついにひかりの番。
通常であればひかりの年齢の子はまだ喋れないから、先生が一緒について代弁するかたちになるが、なぜかひかりは堂々とひとりで主役席へ。
『好きな食べ物はなんですか？』
もう喋れる園児同様にインタビューを受けるひかり。
そして、余裕の表情で黙るひかり。
困る先生。
しばらく会場に漂う沈黙の間。
その様子に気がついた担任の先生がすぐに助けに入ってくれて、ひかりの代わりに質問の返答を。
『たくさん食べます！なんでも好きです！』
ひかり、やっぱり保育園でも食いしん坊のイメージなんだね。
ひかりの目の前で手を振りながら応援するつむぎの姿も印象的だった。
親から離れた場所でも、こうやって姉妹仲良く支え合ってる様子はすごく微笑ましかったよ。
この誕生会で、ワタシが密かに楽しみにしているのは園長先生のお話。
今回のお話は…
『誕生日とは』
『誕生日はみなさんが”おめでとう”と言ってもらえる日ですが
みなさんもお父さんやお母さんに”産んでくれてありがとう”と伝える日ですよ』
自分が生まれてこれたことへの感謝を忘れないお話。
園長先生、今回のお話もすごく素敵でした。
こうして誕生会も終了し、園児が退場するところでひかりに見つかってしまった。
当然、ひかりはワタシたちの元へ駆け寄ってきた。
先生が連れて行こうとすると、ひかりは今にも泣きそうな雰囲気でワタシにしがみついた。
その場にはツマもいたのに、ワタシを選んでしがみついてくれた。
いつもだったらツマに行くのに…。
愛おしい…。
先生には申し訳ないと思いながらも、すごく嬉しかった。
先生も困っていたし、そもそも『見つからない』という約束を守れなかったワタシたちが悪い。
『すいません、今日は連れて帰りますね』
ワタシがそう言おうとしたその時
先生はゆっくりと口を開いた。
『ひーちゃん、給食食べようか？』
誕生会の日の給食はいつもより豪華なことを知っているひかりは、黙ってワタシから離れ、先生と手を繋いで教室へと消えていった。
ひかりよ
豪華な給食とパパを天秤にかけて、どっちがいいかを判断するまでが早過ぎる。
そしてやっぱり食いしん坊のイメージなんだ。
それはそうと
堂々とステージに上がって立派だった！
カッコ良かったよ！
1歳のひかりと一緒に過ごせるのはあと4日か。
早いなぁ……
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