土曜日は知育教室。
先に始まるひかりのレッスンの時は、つむぎは体力温存の為ワタシと車で待機。
生後8ヶ月までのクラスの時は、つむぎもワタシも一緒に参加していたけど、9ヶ月からのクラスは人数も増える様なので参加を控えている。
(少人数の時は特別に参加させてもらっていたこともあったので)
だから、ひかりがどういう様子でレッスンに取り組んでいるのかが、ワタシには分からない。
帰り道、車を運転しながら聞くツマからの話しが、毎週の楽しみとなっていた。
そんな中、「今日は少し早めに行こうか?」と、一緒に待機中のつむぎを誘い、車内から脱出。
脱出後のいつものルーティーンは、まずはコンビニに立ち寄り、お茶と「しっかり楽しんでおいで」のエール代わりに、好きな駄菓子をひとつ選ばせる。
お茶はワタシがレジに並ぶが、駄菓子は少しおつりが出るくらいのお金を渡し、自分でレジまで買いに行かせる。
ここでのミッションは、「これください」まずはこれを大きな声でお店の人に言う事、おつりを忘れずにもらってくる事、受け取った後はお店の人に「ありがとう」を大きな声で言う事、そして最後に、ワタシにおつりを渡し、買ってもらった人に対しでも「ありがとう」と大きな声で言う事。
この練習を兼ねての買い物。
誰かに何かをしてもらった事は全て”当たり前”ではなく、それに対して「ありがとう」の心を養う為。
そして、3歳児が駄菓子ひとつと小銭を握りしめて大きな声で「ありがとう」と言うと、決まってお店の人は笑顔で対応してくれる。
その笑顔につむぎも嬉しくなり、少し離れたところで見ていたワタシの所まで嬉しそうに走ってくる。
「ありがとう」と言った時、相手がどんな気持ちになるか。どんな表情をするか。
これを身をもって実感させる為。
「ありがとう」と「ごめんなさい」
当たり前で単純な言葉なんだけど、この当たり前で単純なこの言葉が、何よりも大切な言葉だったりする。
無事にお目当の駄菓子を手に入れて満足気なつむぎと、少し早く教室へ到着。
ひかりのクラスがまだレッスン中だったので、こっそり入室して久しぶりに様子を見てみると、そこにはハキハキと動き回るひかりの姿が。
歌に合わせて手拍子したり、クレヨンを片手に紙に絵を描いたり。
ワタシが一緒に参加していた、つい先月のレッスン時よりもはるかに成長を感じた。
教室のドア付近でこっそり見ていたワタシに気づいたひかりは、その瞬間笑顔全開で近づいてきた。
ワタシは目の前まで来たひかりをギュッと抱きしめ、「先生、もうこの子を離すつもりはありません。このまま、このまま終わりましょう」と心でつぶやいたが、最後は絵本と帰りの歌の時間になり、気づけばひかりはツマのヒザの上に座っていた。
ワタシの目の届かない場所で、ひかりはしっかり成長していた。
何度味わっても、成長の喜びと寂しさはほろ苦い。
その後、つむぎはいつも通り元気いっぱいにレッスンを受け終わり、それから車を走らせ博多駅でやっている『北海道物産大会』へ。
「お昼寝の時間やけん着くまで寝ときなさい」
ツマとワタシが言う言葉を聞き流し、つむぎはそれ以上にワクワクが抑えられない表情で博多へ。
到着するなり、案の定眠気に襲われたつむぎをベビーカーに乗せ、店内でもう一台ベビーカーを借りていざ物産大会のフロアへ。
とにかく、人!人!人!
北海道物産展が大好きなツマとワタシは、人混みに負けじとベビーカーを押しながら前進。
そしてペロッと試食をいただく。
鮭。最高です。
イクラ。最高です。
あれもこれも。最高です。
出来る事なら、白ご飯を持参して歩き廻りたい。
ふと子グマに目をやるとぐっすり眠っていた。
「よし、じっくり見るぞ」
そう意気込んだ時、ひかりは座りっぱなしが疲れたようで、大声で泣き出したから即退散。
結局子グマは眠り続けたので、起きた時に食べさせる用に「いつも行列、博多駅のクロワッサンと言えば!」の【ミニヨン】でクロワッサンを購入。
目覚めた子グマは食らいつく。
我が家の次の目標が出来た。
『北海道へ行き、海の幸を食べ尽くす』
目標が出来ると日々が明るくなる。
「次は北海道行きたいね」と言うツマに、実は道産子のワタシは「行きたいって言うより、”ただいま”って言いたいね」と返事してみたが、それはサラッと聞き流された。
家族で楽しみたい事が次々にある。
考えるだけでワクワクする。
出来る間に、出来る限り楽しむぞ。
追伸、
昼間車内待機中、ダッシュボードに入れていたスマホの自撮り棒を発見したつむぎは夢中になって撮影しまくっていた。
カメラロールが自撮りムスメで埋め尽くされたけど、これで約1時間。
暇つぶしに使えます。
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