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子育て

静かなるワクチン。

昨夜はいつもより早めに寝たのが良かったのか、ひかりに思い切り髪の毛を引っ張られて起きたのが良かったのか、どっちにせよ今朝は清々しい目覚めだった。

コーヒーを飲みながら、おかあさんといっしょをムスメたちと一緒に見る時間が何とも穏やか。

「たいこムーン」という歌が今月の歌で、月末にもなればすっかり歌詞を覚えているつむぎは元気に歌ってくれる。

最後は一生懸命に「からだダンダン」を踊って見せてくれて、それをひかりとワタシは微笑みながら眺める。

その間ツマは朝食の準備をしてくれている。

文句ひとつない朝。

この後ひかりの身に襲いかかる、『B型肝炎の予防接種』の恐怖が待ち構えているとも知らずに…

当然、ツマとワタシは分かっていて、知らないのはひかり本人。

まずは皆んなでつむぎを保育園まで見送り、その足でかかりつけの小児科へ。

〈へへっ。今日の日記は注射で大泣きするひかりの泣き顔メインで決定だな。〉

ひかりからしたら迷惑な期待をしながら待合室で待機。

「サノさーん」

看護師さんの声に、ワタシはスマホを握りしめた。

「ひかりををよろしく」と、ツマに抱っこしてもらうと、ツマも黙ってうなずいた。

おそらくこの時のツマとワタシの表情は、今思えば悪い顔をして笑っていたと思う。

いざ診察室。

お腹に聴診器を当てられ、その後、のどの具合を見てもらっていたひかりの表情は、ワタシが頭に描いていた、欲しかった画そのもの。

「さあ、ここから一気に注射でクライマックス!」

気分は映画監督のワタシは、ニヤニヤしながらスマホを向けた。

「さあこい。泣き顔、えーん、この表情を。さあこい。」

そう意気込みスマホを構えるワタシに、ひかりは気づいた。

「違う。見るのはこっちじゃない。先生を見ながら、注射が痛くて泣いた顔を、ほら。」

「カシャ、カシャ、カシャ。」

泣き声は何もない。

静かな診察室に虚しくシャッター音が響いた。

うんともすんとも言わず、黙ってキリッとした表情でこっちを見続けるひかりとスマホ越しに目が合ったまま、注射はいつの間にか終わっていた。

拍子抜けの雰囲気に、先生はゲラゲラと笑っていた。

やっぱり予定通りにはいかないもんだ。

か弱い印象だったひかりが、いつの間にか強く成長していた。

予定とは違ったけど、元気ならそれでいい。

その後仕事へ向かい、夜家に戻ると今夜もリビングの電気は消えていた。

〈また遅くなってしまった。もう寝たか〜。〉

そう思いながら静かに荷物を片付けていると、「パパ帰ってきたー」と、つむぎが寝室から起きてきた。

「今日は夜会えた…。」

そう喜んでいると、「パパご飯食べる?ご飯あるよ?食べる?」の質問攻め。

まず先にシャワーを浴びてから、それからご飯にすると、「食べるー。食べるー。」と、つむぎは多分今日4食目のご飯をワタシからモリモリ横取りし始めた。

食後はお腹が満たされたのか、「おやすみー」と、あっけなく寝室へ。

いろいろと返す言葉に詰まったが、つむぎもひかりも元気ならそれでいい。

それぞれの1週間、お疲れさま。

週末は思い切り遊ぼう。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスメとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり - パパはタノシイ -
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