拝啓
怪盗アンパンマン。
いきなりですが、貴方に感謝と謝罪の報告があります。
まずは謝罪から先にさせてください。
突然我が家のテレビに現れたと思ったら、ジブリとディズニーで溢れていた子どもたちのハートを一気に盗んでいきしましたよね。
それ以来、子どもたちは口を開けば『アンパンマン観せて!』と言うようになりました。
貴方の作品を含むDVDを数本レンタルした時、その中にはディズニー作品もありました。
貴方の作品を観るまでは子どもたちもそのディズニーのDVDを観るのを楽しみにしていたのに、貴方が子どもたちのハートを盗んだおかげで1度も観ることなく返却するはめになりました。
『アンパンマン!アンパンマン!』
この無駄になったレンタル料110円の恨みと、毎日のように目を目を輝かせてこう言っている子どもたちを見ていると、ワタシも嫉妬心が湧いてしまっていたようです。
『パパ!アンパンマンとしょくぱんまんとカレーパンマン描いてー!』
昨夜、子どもたちがまた目を輝かせて言ってきた時に、悪意あるタッチで似顔絵を描いてしまいました。
大人気なかったです。
そしてその結果
想像以上に子どもたちにボコボコにされてしまいました。
これが謝罪です。
特にしょくぱんまんにはごめんなさいとお伝えください。
心を入れ替え、現状を受け入れ、今日は子どもたちの希望で『アンパンマンミュージアム』へ行かせてもらいました。
朝イチのオープンから足を運んでクローズまでしっかり遊ばせてもらいましたが、もう本当に感謝しかありませんでした。
コロナで約3週間ほど家から出られなかった遊びたい盛りの子どもたち。
その自粛の期間を取り戻すように体を動かして遊んでくれました。
皆さんと一緒に歌ったり踊ったり、本当に楽しい時間を過ごせていたようです。
自粛期間中は体調不良の子どもたちの様子を見ながらヒヤヒヤした生活を送っていたので、こうやって笑顔で元気にのびのびと遊んでいる姿を見られるのは親としては嬉しさで胸いっぱいでした。
先日は未熟なワタシの至らぬ嫉妬心で変な似顔絵を描いておいて、急に態度を変えるのも変に思われるかもしれませんが、真っ直ぐな気持ちで言わせてください。
『子どもたちのハートを盗んでくれてありがとうございました』
嫉妬心はありません。
素直な気持ちです。
改めて、今日は子どもたちをたくさん笑顔にしてくれてありがとうございました。
アンパンマン…
いや、
アンさん。
また会いに行きますね。
追伸
ヘトヘトになって家に帰り着いた直後に流し込んだビールの味、これからも忘れません。
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