昨夜まで上がっていた熱も一晩寝れば落ち着き、体調もすっかり良くなった。
前にも書いたが、つむぎとワタシの朝は一緒にカーテンを開けて”今日の天気チェック”から始まる。
今朝は気持ちのいい晴れ。
いつもなら、「自転車で行くー!」と、晴れた天気を見て喜ぶところだが、昨日の今日でワタシの体調不良をこの子なりに気遣ってくれているのか、「晴れかー!」と言うだけでもう一歩踏み込んでは来なかった。
ツマがワタシに「今日も私が連れて行ってくるよ」と言ったこの言葉が、つむぎに聞こえていたのかどうかは分からないが、家を出るぎりぎりまで自転車は諦めている雰囲気を漂わせていた。
自転車の「じ」の字も口に出さず健気に登園の準備をする様子に心打たれ、「つむ、今日はパパと自転車で行こうか?」と誘ってみると、「行くー!」と元気良く答えてくれた。
自転車に乗って行ったところで何か特別な事があるわけではない。
ワタシが前で自転車をこいで、つむぎは後ろでじっと座っている。
ただそれだけの時間。
どこかに寄り道するわけでも、途中何かを買ってあげるわけでもない。
ただそれだけの時間。
時間にすればほんの10分程度の「ただそれだけの時間」が、ワタシはもちろんつむぎも楽しみになっている。
わざわざ『特別』を用意しなくても、いつも通りに『特別』を感じれるという事以上に幸せな事はないと思う。
と言うわけで、今朝は”いつも通り”ヘルメットを被らせたつむぎを自転車の後ろに乗せて、「今日もたくさん楽しんで、元気におうちに帰っておいで」と約束をしながら保育園へ向かった。
保育園に到着し、まずは担任の先生にご挨拶。
ワタシ&つむぎ「おはようございます」
先生「つむちゃん最近朝の表情がイキイキしてますね」
ワタシ「きっと運動会が近いから楽しいんだと思います。家でも張り切って練習してますよ」
先生「そうなんですね!保育園では入場行進の練習の時、右手右足が同時に動いて可愛いですよ」
ワタシ「その話しツマから聞いて笑いましたよ。それと、かけっこでゴールが分からずに迷った話しも。あれ笑いました」
先生「そうなんですよ。それにスタートする時からタイミングが分からないみたいで、他の子が走り出したのを見てからスタートするので、いつも遅れちゃってます」
ワタシ〈ん?スタートが皆んなよりも遅れてる??〉
つむぎ「…」
今までてっきりワタシの中では、一番先頭を走っていてゴールがどこにあるか分からなくなったとばかり思っていたのに、まさかの一番最後にスタートして最終的にゴールが分からず迷子になるという謎のかけっこ。
先にスタートして前を走る友だちを見れば、ゴールは分かるはずなのに。
マンガの様に目をつぶって感覚と気配だけを感じ取って走っているのか、はたまた一番最後にスタートしときながら途中からぶっちぎりのトップに躍り出たというのか。
ますます興味が溢れるムスメの初めての運動会。
今週土曜日。
当日は目が離せない。
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