信頼の基盤は『有限実行』
口約束を行動で守る。
今日も疲れるまで遊び尽くした。
朝起きると、おかあさんといっしょの60周年企画で、
ツマとワタシが観て育った頃の放送がテレビから流れていた。
「懐かしいね〜。」と、ツマとワタシ。
「へ〜。」という様子のムスメたち。
じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり世代です。
その後午前中は、ただいま一家ミニマリスト化計画中の為、家の大掃除。
とにかく物を捨ててシンプルな生活にする。
思い出は物ではなく、記憶やデータに収め、
スッキリさせた分、またそこに新たな思い出を作る。
とにかく時間を無駄にしない生活。
洋服も数着だけ残して後は全て捨てた。
これで、「今日は何着ようかな〜」の時間が省ける。
仕事用のパソコンの周りもスッキリさせ、余計な物へ目移りする時間を無くした。
こうした、少しずつ無駄を省いて積み重ねた時間を、家族の時間に使う。
少しずつ理想のカタチに近づいている気がする。
昼になり、午前中の大掃除を中断し、
兄が営む蕎麦屋へ。
つむぎは離乳食が始まってから、外食と言えばここの蕎麦屋で育った。
ひかりもそうするつもり。
蕎麦は「完全食」と呼ばれるくらいに体にいい食べ物。
更に、そば粉十割だから安心。
ワタシも十割蕎麦を食べ続けた結果、
よくあるチェーン店の小麦粉を混ぜた蕎麦が全く食べれなくなった。
慣れがごまかしていくけれど、そうならない様に食べ物もきちんと選べば、
人間の体は、体にいい物に反応する様になっている。
前菜は月替わりの薬膳料理。
その後はミニ天丼。衣薄めで余計な油もなくサクサク。
そして蕎麦。
今日はこの暑い夏にぴったりの新作「梅酢冷やか蕎麦」を注文。
さっぱりして、いくらでも食べれる。
そして締めはこれも月替わりデザートのケーキ。
兄は元パティシエなので、毎月本格的。
前々から「お蕎麦行くー!」と泣いて訴えていたつむぎはご満悦。
散々食べてもデザートは別腹。
まだ食べられないひかりに目をやると、
あともう少し大きくなたら、その時はお腹いっぱい食べなさい。
食後はいよいよ約束通り【疲れるまで遊びの時間】。
今日も猛暑の為、ツマとひかりは別行動で、つむぎとワタシは車を走らせまた市民プールに。
「これしたい!」という事には全て従い、
最終的には浮き輪に寝そべったまま、流れるプールで流れるつむぎを後ろから追いかけていた。
30分程会話もなく追いかけ、そっと顔を覗くと気持ち良さそうに眠っていた。
そのままプールから連れ出し、着替えを済ませ帰ろうかと思うと、
アイス売り場の前では何故だかきちんと目覚める。
「今日は我慢しなさい」と、ビシっと言ってみたいとこだけど、
ムスメと2人きりの時の父親の意思なんて、まぁこんなもんだ。
ワタシと2人きりで遊んだ後のつむぎは、いつも「パパに甘えモード」に入る。
ワタシはもちろんウェルカムなモードだが、
近寄るツマには厳しい。
「アンパンチ!アンパンチ!」
そう言いながら撃退させる。
ただ、まともにアンパンマンを観た事がないつむぎは、
本来「ア〜ンパンチ!」と溜めて繰り出すパンチを、
「アンパンチ!アンパンチ!」と、高速で言いながらパンチする。
そして家に帰り、寝る時間。
寝室でワタシがつむぎを寝かせ、ツマがひかりを寝かせる。
もう寝そうなつむぎから離れ、リビングで座っていると、
「パパ〜、目が痛い」と起きてきた。
綺麗な目をしてどこも痛そうではない。
「たくさん寝たら良くなるけん、ゆっくり寝ておいで。」
そう言うと、
「お布団かけて〜」と甘えてくる。
次は、「口が痛い」「熱があるかも」「足が痛い」と繰り返し起きて来ては、
布団をかけに一緒に寝室へ向かう。の繰り返し。
終いには「鼻が痛い」と。
これには笑ってしまい、「分かった。一応見てみるけん、パパにゴロンしてごらん。」と、
膝に寝せると、暑さで少し鼻血が出ていた。
鼻にティッシュを詰め、何故か嬉しそうに笑うつむぎ。
その時、ちょうどひかりを寝かしつけ終えたツマが寝室から出てきた。
つむぎは凄く嬉しそう。
「パパとママと一緒にお布団行く!」と言ってツマとワタシの手を握った。
布団に横になり、突然、
「好き!」と、笑顔で。
きっと、痛い痛いと起きて来たのは、ひかりが寝付くのを待っていたかの様だった。
ひかりが生まれて、「お姉ちゃん」になったとは言え、まだ3歳。
両親を独り占めして、甘えたくなって当然。
日頃、それを幼ながらに自分の中で抑えて、ひかりを可愛がってくてれるが、
それでも抑えきれなかた「甘えたい!」が溢れていた。
ツマとワタシは、ギュッとつむぎを抱きしめた。
本当につむぎには「ありがとう」しかない。
そしてツマが、
「寝る前に、新しく買った絵本を1冊読んであげる」と絵本を取り出した。
ワタシは背を向けてそれを聞いていると、だんだんと2人揃って言葉が無くなっていった。
気になって振り返ると、悲しい内容の絵本だったらしく、
見事2人で涙を流していた。
つむぎの優しさに、またツマとワタシはまたギュッと抱きしめた。
甘えたかった欲が満たされたのか、
「明日もまたたくさん遊ぼう」と約束をし、
その後は布団でぐっすり眠りについた。
どうしても、まだ小さいひかりに目がいくけど、
つむぎにもこうやって、パパとママを独り占めさせる時間は必要だな。と、
またムスメから学んだ。
ツマとワタシをどんどん親に育ててくれて、
「本当にありがとう。」
明日もまた、約束通りだ。
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