今日はムスメたちの参観日。

ツマとワタシにとって初めての参観日。

まずはひかりの教室へ向かった。

ひかりがいるクラスはまだ園児たちの年齢が低いから、『見つからないように』が条件。

親を発見すると自分ももう帰れると勘違いして、泣き出してしまう子が出てくるのを防ぐため。

という事で、教室の外からこっそり参観。

当然、写真や動画の撮影は禁止だから目にしっかりと焼き付けた。

 

保育園はモンテッソーリ教育を取り入れている。

『子ども達の「やってみたい」という自発的な欲求を大切にする』

これが方針にある。

実際教室での様子をみていると、先生が『これやりますよ!』と言って園児たちに何かをさせる感じではない。

教室には知育道具がたくさん置かれていて、それを園児たちが自分で取ってきて取り組んでいた。

先生は、やり方が分からずに困っている園児がいたらサポートをすると言った感じ。

ひかりも席を立っては次から次に道具を取ってきて黙々と挑戦。

更に、終わるときちんと元の場所へ片付けまで。

 

『ひかりすごいね…』

 

ツマと小声で話しながら、ひかりの成長に驚きを隠せずにいた。

しかも、クラスにいる先生の数が多い。

教室には5人くらい。

この後の外遊びの時は、10人くらいの先生方が見てくれていた。

だから、ちょっとした子どもたちの反応を見逃さないのが印象的で、すごい安心感。

ここで時間になったので、心の中でひかりに手を振って次はつむぎのところへ。

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つむぎは講堂で体操教室を。

これは中に入って参観可能。

体操の先生が来てくれて、年齢別で時間を分けて教えてくれていた。

内容は『パラバルーン』を使っての体操。

保育園での活動の域を超えて、もはや体育の授業。

こんな立派な取り組みをしてくれていることへの感謝と驚きもありつつ、何よりも親として一番印象的だったのはつむぎの笑顔。

もっとこっちばかり見て集中出来ないのを想像していたけど、全くそんなこともなく笑顔で楽しんでいた。

この参観日で一番知りたかったこと。

何が出来て何が出来ないかよりも、ムスメたちは『楽しんでいる』かどうか。

上手に出来たかどうかは、まだどうでもいい。

楽しんでくれていたらそれでいい。

ツマもワタシもきよいちも、おかげで笑顔で家に帰ることが出来た。

 

そして、保育園での生活を覗いて改めて感じたことは、保育園や学校などの学び舎は、家での生活の延長上にあるということ。

その場に子どもを通わせることだけで子どもの変化を期待するのではなく、親が家でしっかりと子どもと向き合った上で学び舎で生活をさせるべきだということ。

『人の話を聞く』

『約束を守る』

『使ったものは片付ける』

など、少なくともこれらは先生に教えてもらうことではない。

親の責任。

参観日はこういった、『子育ての答え合わせ』を少しだけできる日なんだと知った。

通園路に咲いているキンモクセイの匂いが、何年経ってもきっとこの日の事を思い出させてくれるだろう。

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サノパパ
ご覧いただきありがとうございます。 福岡より、ツマとムスメとムスコとワタシの、毎日『予定通りではない』日常を綴っています。子育ての楽しさを共感していただけたら嬉しいです。 長女 : つむぎ 次女 : ひかり 長男 : きよいち - パパはタノシイ -