本日、ひかりが離乳食デビューを果たした。
ひかりは今までに2度だけ、ミルクを飲ませようとした事があったがそれを拒んだ為、
完全母乳で半年間育った。
そのひかりがおかゆを目の前に、いよいよ新しい世界の扉を開こうとしていた。
「誰が食べさせる？」
そう聞く前からスプーンを片手に、つむぎがやる気を見せた。
「優しく、ゆっくり食べさせてあげてね！」
ツマとワタシのこの声は、つむぎには届かず、
結果、ひかりは少々手荒な離乳食デビューとなった。
もしつむぎの時に、誰かがこんな食べさせ方をしたら必死で止めていただろうツマもワタシも、
止めずにカメラで撮影出来るほど、心配してきた事への繊細さがなくなってきた。
良く言えば「このくらいは大丈夫」と、親としても成長したんだろう。
手荒な離乳食デビューとなったが、
味は気に入ったらしい。
「よく食べました！」
「これでまた成長したね！」
と、ツマとワタシが喜んでひかりに話しかけている隙を狙って、
ひかりが残したおかゆを、
つむぎが完食してた。
離乳食デビューの喜びそっちのけで、
もう笑うしかなかった。
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