基本的に毎晩寝る前には、布団に寝転びムスメたちと絵本を数冊読む。
ここ2ヶ月程毎晩続いた、「おそらの絵本」(先月書いた記事:ムスメに絵本を読んでおらう)への、
強烈なまでの執着も少し落ち着き、通常の紙絵本へ戻ってきた。
ムスメたちが幼いうちは特に、親がこれからのムスメたちにの為にどういった環境を作ってあげれるか。
これを意識して接している。
愛情を実感できない環境なら、誰かを愛する時に戸惑うだろう。
関心を持たれない環境なら、何かに関心を持つ事が少なくなるだろう。
ツマもワタシもムスメたちに、「勉強が出来る子」に育つ事を望んではいない。
ただ、「考えれる子・想像出来る子」には育ってほしい。
誰かの喜びを一緒に喜べる子。
誰かの悲しみを抱きしめてあげれる子。
その「誰か」の感情を、考えて、想像してあげれる子。
絵本はその部分の、『心』を育てる最適な教科書だと思う。
つむぎも今のひかり(6ヶ月頃)から、たくさんの絵本を読み聞かせてきた。
内容が分からなくても、絵本は色とりどりで、
見てるだけでも楽しく明るい色もあれば、悲しく暗い色もある。
耳を傾けるだけでも、親が読む声色も同じように、楽しい状況と悲しい状況には抑揚がある。
これがすごく想像力を養ってくれる。
言葉の意味も分からずただ聞いていただけが、
「楽しいの?」や「悲しいの?」と、聞いてくるようになった日もあった。
絵本から学んだ感情の成長は大きい。
ここ数日は、保育園から毎月もらってくる絵本を好んで持ってくる。
「内容もやっぱり年齢に合わせて変わっていってるな〜」と思いながら、今夜も読み聞かせていた。
一度休憩し、ツマが寝る前のトイレに連れて行った後、
「これを今日の最後の1冊にしたら?」と言われ、
寝室で待つワタシのところへ、つむぎは懐かしい絵本を片手に戻ってきた。
「お、久しぶりにこれ読むね。」
2年ぶりくらいに読む絵本。
〈どれどれ。つむは覚えてるかな〜〉
1歳の頃に読み聞かせた時と同じようにを意識し、
絵本を読み始めた。
絵本を読み終え、つむぎはどんな反応だろうかと目をやると、
目をこすりながら涙を流していた。
つむぎがこうやって「その頃」を思い出して涙する場面は以前にもあった。
「赤ちゃんの頃を思い出したと?」
そう尋ねると、ごしごしと目をこすりながら小さく頷く。
きっと、あの頃から変わらずに愛情を受けている事を、この子は心に留めていてくれている。
それを久々に聞いた絵本から思い出し、感情とともに涙が溢れたのだろう。
その涙には毎度こっちまでグッとくる。
感受性が豊かな子に育ってくれた。
(まだ新入りのひかりは余裕の笑顔。)
すごく嬉しい反面、
それ故に傷つく事も多いのではないか。
それを想像すると心配な事も多いが、
優しく、心豊かに育ってくれている事に、
パパもママも喜びでいっぱいです。
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